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LINEスタンプの副収入は意外と良かった

これまでに複数のLINEスタンプをリリースしてきました。
この効果はどんなもの?ということで、今回書いてみました。

まずはどのような流れで売れていくのかを予測

今回はじめてのリリースということもあり、様々な情報を読み漁っていました。
そこまで詳しく記載しているものはあまりなく、やはり売上関係に直結するものの情報は少なかったです。たまに寄付型のラインスタンプ収支報告を見ていますが、なるほど。という感じです。

ラインスタンプの販売において初速ほど結果がわかりやすい
これは4回やってわかったことです。
初速でまずどれだけの方が興味を示しているのかがわかります。
そしてスタンプの内容によって必要かどうかという部分も注目する部分です。

系統でわかる売れたスタンプ

まずわかりきったことだとは思いますが、系統で売れ行きや販売数が全然違います。
例えば、
どんな人でも使いやすいあたり触りのないスタンプの場合
運良く買われるということはありますが、やはりきっかけがないとなかなか難しいものです。
ある程度認知度や広告費にお金が使えるものでなければ初速が悪いものとなるでしょう。

特定のジャンル・特化型スタンプの場合
趣味嗜好などファンや趣味としている人以外興味を示さない系統を売りに出すと初速はその製作者の知名度に依存しますが、一度波ができればそのネットワーク内で広がりを見せます。この部分がラインスタンプのメインとなる部分ではないかと思います。

流行のジャンルに乗っかるスタンプの場合
これはタイミングによりますが、広告費や知名度などがない場合において有効な手段です。
特定の検索でよそ見されないということもありますが、流行ジャンルにヒットするように制作することで露出が自然と増えるので気にいる人がいるかも知れません。

海外向けに作るスタンプの場合
日本人と感覚が違うのでヒットするものも変わります。人気アニメなどは当たり前に海外でも人気ですが、人によっては海外の人との交流として利用することもあります。日本人と英語圏の人などもあります。こういった場合において2ヶ国語のスタンプは有効です。それぞれに使いやすいスタンプがアレば知名度よりも使いやすさが重視されるので、こういったニッチな部分にフォーカスするのも有効だということがわかります。

使い所を想定する

設計の段階で必要なことではありますが、使い所を想定する必要があります。
カップル同士で使うのが目的になるのか、家族が目的になるのか。
はたまた同年代・先輩後輩など様々です。
最近ではネット友達という距離感が不透明な関係性において使う想定のものもあります。
様々なシチュエーションを考えて制作する必要があります。
こういった初歩での設計も利用者母数に関係してくるのでしっかりとリサーチするほうが良いです。
母数が多ければそれだけ爆発力は大きいですが、選ばれる可能性もその数だけ低くなる可能性があります。母数が少なければ露出は大きいかもしれませんがそもそもの利用者数が少ないので販売数は少なくなるのが想定内の現象です。こういったバランスや自身が競争したいジャンルにおいてしっかりとリサーチするのが制作前にやっておくべき事前準備です。

リアルなお友達など協力者を探す

不特定多数に対するリサーチなどは必要ですが、地盤としてはリアルなお友達など協力者を探すということも重要なことです。そもそもラインスタンプは個人間のやり取りで使われるものですので、やはり個人間で利用してもらうことは重要なことです。個人間で利用することでまた次の人へとつながることや認識を高めてもらえることに繋がります。
もしもお友達に協力をたのめなさそうであれば、広告やそのたサービスに頼るのも一つです。

事前にすることまとめ

・市場規模の調査
・想定利用に関する調査
・利用者の想定とそれに準ずるスタンプの作成

サクッとまとめてしまえばこんなものです。
そもそもそこまで難しいものではないのでお休みの日の1日を使うだけで事前調査などはすべて終わると思います。肝心なのはスタンプ作成における部分だと思います。

スタンプ作成

スタンプ作成にはそれぞれやり方があると思いますが、大きく2つだと思います。
1,写真を活用したスタンプ
これは自身が撮った写真をもとにスタンプを作成するというものです。
家族間での利用などが目的の方も多いので比較的簡単なものだと思います。
2,イラストレーターで作成するスタンプ
これが主流のものです。
各有名なスタンプはほぼイラストレーターやそれに類似するもので作成されています。

文字の大きさなどに注意する

一番間違いやすく失敗する部分はここです。
ラインスタンプの規約にもありますが、使えない言葉などもあります。いわゆる暴力的な言葉や卑猥な言葉がそれに当たると思いますが、現代使われる様々な言葉においてどのような基準で判別されているかは運営側が知るのみです。
そして文字の大きさがあっていないこともあります。文字の大きさが適していない場合は審査に通っても選ばれない可能性があるので注意が必要です。何度もプレビューで確認しながら制作する方法が良いと思います。

パッと見でわかりやすいものになっているか

雑なイラストのほうが面白かったり、繊細なイラストがあっている場合もありますが、どの人気作品を見てもパッと見で理解できるものが多いです。つまりは表情であったりポーズであったりがわかりやすくなっています。こういったスタンプだからこそ削ぎ落とす部分や誇張しなければいけない部分はあると思います。ちょっと遠目でもわかるようなイメージで作成するのが良いかと思います。

作成手順

作成手順はとても簡単です。
クリエイター登録して、スタンプをアップロード、価格やタイトルなどを決めて申請し、審査が通れば晴れて公開となります。この部分については、別記事で紹介しているのでそちらを御覧ください。

では、ここからが収入についてです。

収入については、こんな感じで分配が決められています。
決算手数料30%を除いた売上の50%
これ、計算できますか?
販売金額の30%がまず引かれて、その70%の半分が手元に来るという感じです。100円だとすると30円引かれた70円が半分になるので35円が収入となります。計算難しければ販売価格の35%が売上となるで計算できます。

販売価格は固定で設定されており、
・120円
・250円
・370円
・470円
・980円
・1480円
・2820円
・5740円
となっています。
120円の35%だと42円が収入です。
1つで見るととても低いんですよね。飲食店のように原価がかかっていないのにここまで引かれてしまうとけっこう大変です。場の提供という意味では素晴らしいですが。ここはもう少し配分を貰いたいところです。

お友達100人が買ってくれれば4200円の収入
気が遠くなりそうですね。
そうなんです。これってなかなか酷なもので、無名者には厳しいようになっています。youtubeでもSNSでも同じですよね。ですので、お友達が多い人や知名度がある人でなければ売れない仕様になっているのですが、さまざまな交友関係があれば別です。だからこそ有名になった人やアニメなどが複数展開しているのがわかります。1人に対して複数利用してもらう算段で計算しなければどんな一般クリエイターでも収支はマイナスになります。

企業でも、もともと作画があったとしてもライン用に若干の修正が必要となるので人件費がかかります。この時点で数千人規模で利用者がいないと意味がないことになります。

今回筆者は4種類のスタンプを販売しました。
250円設定で4種類です。
250円の35%は87.5円です。
しかし、管理画面では1つあたりの予想は62円と表示されています。
ん?
87.5円からさらに30%引かれている??
よくわかりません。
一応但し書きには速報なので概算ですと記載はされているのですが、250円の62円は24.8%です。源泉徴収しているからでしょうか?
この辺については販売している側としてもよくわかりません。
詳しい方がいれば教えて欲しいです。

そして、販売数傾向ですが、自身が宣伝した日と直結していて、それいがいにぽつぽつと購入されているということがわかります。
管理画面をスクショしてもいいのですが、何か規約に違反すると嫌なので言葉のみですいません。

ざっくりいうとどこかの学校の全校生徒数くらいは売れているということは何となく売り上げ金額でわかりました。
これが今現在2ヶ月目という感じですので、このまま制作と新しいものを発表し続けることで毎月中高生のお小遣いくらいにはなるということがわかりました。また、この流れの中でLINEスタンプの公式に取り上げられることがあればさらに爆発するという感じになるのでしょう。

または世の中のトレンド周期によって露出が増えることもあると思うので、そういった時にある程度販売している種類がなければもったいないということも予測つきますので、販売でチャンスを逃したくない人は数種類はリリースしておくと良いのでしょう。

こんなところで、今回の記事は終わりたいと思います。
よければ制作したものを下記にだしておくのでご利用いただければ嬉しいです。





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