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コロナ禍の状況で全国の添乗員に伝えたい事。そして旅行会社の展望について。

全国の #添乗員 に伝えたい事を呟きます…。

特に大手で海外添乗員をされてる方、そして添乗で生計を立てている方、早急に転職活動を始めることを強く推奨します。

「少し耐えれば仕事も徐々に戻ることを期待して、それまではバイトで生活維持しよう」と考えてる人多そうですが、ハッキリ言います。もうコロナ前の状況には戻らない。少なからず5年以内は。
参考:新型コロナの収束シナリオ

現状を知れば知るほど海外の団体ツアーは不確実性があまりに高く、投資の世界で言うと「ハイリスク・ローリターン」です。つまり、先行きの見通しができる投資家なら誰もが損切して逃げる状況だということを理解すべきだと思います。

「この危機を乗り越えよう!」と声を出す人もいて、希望を捨てるな!という前向きな声に聞こえますが、それって具体性が無い精神論です。

僕の予想だと大手旅行会社の海外旅行商品の主力は個人旅行に切り替えると思っています。理由は割愛しますが、そうなるとツアー添乗員の需要は無くなることになる。つまり、仕事は戻らない。

添乗員の皆さんもお気付きの通り、大手旅行会社にとって添乗員は利用したい時だけ利用できる使い勝手の良い駒に過ぎない。日給制という給与体系で何の保証もないブラック待遇を見ればそれは明白。いざという時、所属会社も旅行会社も助けてくれません。これ、僕が添乗員だった時の実体験で、その事実に気付いた瞬間から僕の添乗方針がガラッと変わって良い方向に向いたことを今も覚えてます。ちなみに、アメリカ同時多発テロやSARSの時にも同じことを感じました。大事なことなので再度言いますが、いざという時、会社は助けてくれません。

話が脱線しましたが、「会社のルールに従う」ではなく自分がどうするかです。

「傷の浅いうちに撤退する」というのはビジネスに限らず全ての事で言えることですが、とりあえず今は撤退。数年後にもしツアー需要が戻るようなら、その時にもし添乗員という仕事に復帰したいという気持ちが残っているのなら、その時に考えればいんじゃないかと。


最後に、旅行会社の役員・幹部がこのnoteを見てるのかどうかは知りませんが、旅行会社が今まで添乗員を使い捨ての駒として扱ってきたことを猛省するべきだと思います。

従業員は会社の資産。特に人的リソースが要となる旅行産業では言うまでもないのですが、そんな基本もわかってない経営陣、はっきり言いますよ? アホなんでしょうか。ツアーの要は添乗員だということわかってますかね? 机上の空論で組み立てた無理があるツアーを成功に導くのは添乗員の経験ですよ? 従業員を "コスト" とみる会社に未来はない。中小旅行会社のように、社員添乗に切り替える時期だということにいい加減気付きましょう。


オンライン・トラベルエージェントの台頭によって旅行会社のこれまでの薄利多売の手数料ビジネスモデルはとっくに終わっていて、これからは付加価値のある個人旅行の時代に突き進むと僕は予想しています。

これに対応できるか出来ないか。そして、コロナを絶望と捉えるか、これをチャンスと捉えるか。勝負してやろうじゃない。海外個人旅行専門家の名に懸けて、僕は勝ち残ります。しらんけど。

ツアーはしばらく無理。つまり「どうしても海外旅行したい!」という方は、個人旅行を模索するしか道が無くなります。

ということで宣伝します!!(笑)

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