記憶に残っている一杯
先日のゼミで、ビールを作ってる北大生の話を聞いた。
彼はどうやら「クラフトビールで記憶に残る思い出」をお客さんに提供したいらしい。
そこで、思い返した。
僕の記憶に残っている一杯は
アメリカ横断の時に、大陸横断鉄道に乗りながら飲んだIPA
次の街まで15時間くらいの長い夜行列車だった。
乗車する前にスーパーに行って、時間がなかったので取り敢えず絵柄で選んだ。
で、列車に乗って飲んだらすんげえ苦かった。初めてIPAを飲んだ。でも車内にはビールは販売してないし、それを飲むしかなかった。
飲んで、寝て、起きると、車窓には草原が広がってた。
それ見ながらまた飲んで、、(アメリカのビール缶はでかい)
他の乗客と喋ってみたり、、
そんでまた寝て、あっという間に次の街に到着した。
それから、日本でIPAを飲むとあの旅のことを思い出す。
自分の初めての海外一人旅だった。
終わった後に泣いたのはあの旅だけだった。
旅が無事に終わった安心感、旅で触れた人の優しさ、それと対照的な自分の醜いところ、、色んな感情からくる涙だった。
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