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#1-2 海とカボチャと島々と@香川

こんなことってあるんだね


ー  昨日読んだ
    小説の景色だ  ー


旅に1冊の文庫本がMYルール。
今回、持参した小説の舞台は
偶然にも瀬戸内海のとある島

何の気なしに手に取り
何の気なしに読み進めていた物語。

印象に残っていた1シーンの情景が
私の目の前に突如現れました。

①2日目概要

■2022.11.11(金)のスケジュール
1)  6:15-07:30
  ホテルを出発。朝食うどんへ。
2)  7:41‐8:16
  高松港⇒豊島(家浦港)
3)  8:30 ‐16:00
  レンタサイクルで豊島散策
4) 16:17‐16:39
  豊島⇒直島(宮浦港)
5) 18:00‐
    民宿チェックイン  

②いざ、出陣!

歩こー歩こー 私はー元気ー

6:15にホテルを出発。
THE 香川を堪能すべく
朝うどんを目指して
高松港へ移動開始です。

ちなみに、私は歩くこと大好き

歩いていると
方言満載の会話が聞こえてきたり
その土地のポスターを熟読できたり…
現地を実感できるから好きなんです。

まぁ、朝6時台からおしゃべりしてる
地元民は皆無でした(笑)

みんな大好き味庄さん
シンプル is ベスト

こちら高松駅南口前にある味庄さん。
朝5時から営業をしています。
7時少し前に入店。
席は8割程埋まっており

旅行客っぽい人
これから出社のサラリーマン
うどん好きのおじいちゃん

皆それぞれ
黙々とうどんを楽しんでいました。

③さぁ、豊島に行くぞ!

さらば高松港、また逢う日まで。

7:41発の豊島フェリーに乗船。
小説を読みながら豊島到着まで
自分時間を楽しみます。

5年ぶりの自転車でフラついたのも良い思い出

8:16 豊島・家浦港着。

事前に予約していた
レンタルサイクルを受け取り
豊島散策スタートです!

豊島にはバスも運行していますが
散策には断然自転車がおすすめ。
※山道が多いので電動一択!

素晴らしい景色アート
島の至る所にあるので、
自分のタイミング立ち止まれるのは
自転車ならではのメリットです。

この長いー長い―下り坂をー

そして、豊島は坂道が多いので
めちゃくちゃスピード出ます。

途中何度も
「このまま空を飛べるんちゃう?!」
ってなるくらいです。

だから、映え写真を撮りたくて
片手運転とか、ダメ、ゼッタイ。
地元ドライバーの迷惑になっちゃいます。

地元の人に迷惑を掛けない!
旅好きとしての心構えです。


「空の粒子」
不思議空間でポカンとする私
「心臓音のアーカイブ」
部屋が暗すぎて動悸が止まらない。
インスタで見たことあるぅぅぅ!


④えっ、これって!

海面に向かって
バケツの海水をぶちまけた。
青く、青く、青く光る。
それまで見たこともない、
透明な青い輝きが
海面にキラキラと浮かび、
一瞬で消えた。

海の星。

湊かなえ著 「望郷」 海の星 より引用


瀬戸内海の島
をテーマにした本書。
羽田空港で読んでいた時に
この文章が強烈に頭に残っていました。

「どんな景色なんだろう?」

海無し県に住む私にとって
想像しがたい海の景色。
きっと素敵なんだろうけど。


そして、散策は甲生エリアへ。
ここで私は衝撃を受けます。

「海を夢見る人々の場所」


「あっ!海の星だ!」


降り注ぐ太陽光を浴びて
目が開けられない程の輝きを放つ海面。

写真では白く光っていますが、
私の目には、青色の光に映りました。
まさに
青く、青く、青く光っています。

小説の世界を体感する…
人生で初めての経験です。
心が躍るってこんな感じだったな。

こんな素敵な経験ができて
旅運に感謝しかありません。

⑤さっ、おやつ!おやつ!

豊島と言えば!

豊島と言えばココ!!

風・音・光が織り成す不思議なアート。
中は、白無地の無機質な空間です。
でも、そこに佇んでいると
とても有機的な空間だと気付きます。

太陽の光
青い空
白い雲
豊島の木々
空を飛ぶ鳥たち

天井の開口部を見上げていると
無の空間なのに、豊島の自然
次々と差し込んでくるんです。

人工的な音がない無の空間で
豊島の自然だけが自分に入ってくる…
頭と心が浄化されるスポットです。

しかし、花より団子ゆえ早々にカフェへ
レモンロールケーキ最高

アートに感化されたフリをしましたが
入場時に目に入ってきた
レモンロールケーキが頭から離れず。

豊島美術館を持ってしても
私の食欲という邪念は
浄化されませんでした(笑)

でも、いかがです?この景色。

①ケーキを一口食べる
②小説を3ページ読む
③コーヒー一口飲む
④小説を3ページ読む
⑤ぼーっと海を見て①に戻る
※①~⑤エンドレス

私はこういう時間が本当に大好き。
ひとり旅の良いところは、
自分の好きな時間の過ごし方
いつでも・どこでもできちゃうところ。
だからひとり旅はやめらない。

⑥バイバイ、豊島

てんとう虫到着
明日はどんな日にるかな?

時間が経つのは早いもので16時30分。
豊島を背に直島へ向かいます。

フェリーの中で今日1日を振り返ります。

坂道から見える広大な海に感動し
柔らかい海風に癒やされ
海の星に心が躍る
ワゴン販売のチュロスは絶品だし
豊島美術館ロールケーキも最高


つまりは、豊島が大好きになった1日。

明日はどんな感動が待ってるのかな?

期待を胸にフェリーに揺られるソロトラベラーでした。


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