とら~ぬのJuke BoxⅢ~桑田佳祐~

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これがJuke Box。1960年代から70年代にかけて喫茶店にはこれが置いてあり、お金を入れて好みのレコードをかけてもらう。そんなものだった。それがレーザーディスクやCDの発達に伴って、徐々に廃れていった。

そういえばMDなんて言って伝わる世代、どのくらいいるんだろうか(唐突)

子供の頃、友人の家に遊びに行き、その友人の姉の部屋で鳴りっぱなしになっていたコンポを止めに行ったときに山積みになっていたのが懐かしい。私の家ではせいぜいCDどまりだったしなあ。

とら~ぬのJuke Box。この企画は毎回1人(1組)の歌手を取り上げ、完全に私の独断と偏見で好みの曲を紹介するコーナーである。

過去2回も合わせて御覧いただけると幸いである。

第一回~村下幸蔵~はこちらから

https://note.com/trarnu/n/n2d56625b4c66

第二回~ゆず~はこちらから


第三回、今回取り上げる歌手はサザンオールスターズから桑田佳祐。

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私が思う彼の凄さは「絶妙なまでのリズム感」と「キツすぎない下ネタ」、それから「楽曲の吸収力」である。

1つ目について分かりやすいのは「勝手にシンドバッド」だろう。4拍の中に結構詰め込まれているのにくどすぎず歌いにくすぎないのは混ぜ込み方と言えばいいのか、配分が絶妙な表れだろうと思っている。

2つ目は分かりやすいところだと「エロティカセブン」や「愛と欲望の日々」辺りか。サザンオールスターズや桑田ソロ楽曲の中にも「いとしのエリー」や「白い恋人達」など名曲は沢山あるが、私から言わせればそれは綺麗な皮を被せた桑田である。いや、ここは敢えて少し下品に行こう。ゴムを被せられた桑田なのである。あっけらかんとしたリズムとサバサバした下ネタの使い方、これが桑田の魅力だろう。

3つ目は彼の十八番と言ってもいい、「ひとり紅白」である。声質的に合わなさそうな曲でも絶妙にまとめてくる。これも後でいくつか紹介しよう。

先に書くが今回はベッタベタなバラードは0です。ご承知おきを。

1.HOTEL PACIFIC

※サザンの曲はYouTubeもニコニコもほとんどないのでまずはボカロさんに。

野郎同士でカラオケに行くと結構な頻度で歌う一曲。サザンの曲としては「ザ・王道」という感じだろう。

2.愛と欲望の日々

https://www.youtube.com/watch?v=D8xTXIUNZqw

ドラマ「大奥」の主題歌。先述した通り「程よい下ネタ」の代表格だと思っている。後ろで流れる金管楽器たちがまた良い味を出している。というか彼の声はこういったスカバンド(表現合ってる?)によくマッチしているんだろうな、と思わせる一曲。

3.夢に消えたジュリア

※探したら音源がちゃんとしたものがこれしかなかった・・・

これも2.とよく似た感じの一曲。個人的にはこの曲が一番好き。サビの伸びやかな感じがサザンの良さをよく引き出している印象を持っている。

4.奇跡の地球

桑田サウンドの真骨頂といえばこの曲だと思う。また桜井の声がよく似合うんだ。桜井も桑田系統の天才だと思っている(そのうちMr.Childrenもやるか?)

しかしこの曲、歌うには死ぬほど難しくてですね・・・(´・ω・`)

一緒に歌ってくれる人を探しています。

5.マンピーのG★SPOT

※花火と一緒に。

まあ・・・これなんかはもうちょっと行きすぎだけど・・・w

Juke Boxとかやかましいわw

途中の歌詞運びは桑田節を十分に楽しめると思う。

番外.ひとり紅白集

先述したが彼といえば「ひとり紅白」だ。ここに何曲か置いていこう。

まずはスピッツの名曲、「ロビンソン」から。

草野氏が歌うと爽やかな感じだが、桑田氏が歌うとやや洒脱感が出る印象。

今度は尾崎豊の傑作、「I love You」。

恋人というより10年くらい付き合いのある友人に向けた1曲、という感じに仕上がっているような気がする。

これはフォーク系。「なごり雪」と「22歳の別れ」。


以上、お楽しみいただけただろうか。あえてバラードを縛ってみたが、バラードにも名曲は多いので是非楽しんでほしいと思う。

とら~ぬのJuke Box Ⅳへ続く

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