介護専門職の未来とTRAPEの成長戦略【メンバーストーリー:取締役山崎・後編】
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介護専門職の未来とTRAPEの成長戦略【メンバーストーリー:取締役山崎・後編】

TRAPEマガジン

今回は社内メンバーで、TRAPEの取締役・CSO(戦略責任者)である山崎へのインタビュー後編です。前編では、金融業界からTRAPEを経営することになった経緯やこれまでのキャリアについて。今回は、TRAPEのこれからの成長戦略とその核となる「介護専門職の未来」ついてお伝えしていきます!

今後のTRAPEの事業展開は?

(前編で)今後の事業展開の青写真があると仰ってましたが、どんなイメージでしょうか?

まず、介護業界には、まだまだ可能性があると思っています。
例えが適切かどうか分からないですが、よくTVや漫画で「いままで学ぶことをしらなかったヤンチャな不良の子が、何かのきっかけで学ぶ喜びを知り、自分の成長を知り、役割や使命感を得ていく」っていうストーリーありますよね。あんなイメージです。

一人ひとりの成長の可能性が、なぜか組織の状態や制度・ルールに縛られたりすると発揮されない状態になっている。これが顕著なのが今の業界の現状です。

そして、TRAPEが適切な「質と量」の関わり方をすれば、職員や現場が必ず変わるな、という事が今まで数年経験してきた各事業で感触としてよく分かりました。

でも人ってそんな簡単に変わりますかね?
コツがあるんでしょうか?

変わるためのカロリー(熱量)を絶やさない

人の意識や行動が何かしら変わるためには、水という液体が気体に変わるように、「沸点」まで達する必要があると思ってるんですよね。

やかんでお湯を沸かすときって、水を気体にするためには沸点まで温度を上げ続けますよね。90℃くらいまで温度を上げても、そこで火を止めてしまうと温度はすぐに下がっていき気体にはならない。
「水から水蒸気」という変化のためには、最後100℃まで熱量を加え続けることが実はとても重要なんですよね。

やかん

この例のように、変化に辿り着く前に諦めてしまう、仕事ってこんなもんだよなと現状を肯定してしまう、ということが介護現場に当てはまっているんじゃないかと思っています。

それが、TRAPEが実際に関わって、手厚く伴走をすることで、介護の専門職、事業所のカルチャー、そして高齢者や家族に良い変化を生み出せるという体験が積み上がってきています。いまのTRAPEの2つの事業(SociwellとClub TRAPE)の原体験はここにあります。

人を相手にしたサービスですから、まずコミュニケーションの絶対量というカロリーが必要です。量がないと質も高まりません。

SociwellでもClubTRAPEでも、まずはチャットで密に対話をすることで量をつくっていく。そして対話の質を徐々に高めて、行動につなげてもらいながら、沸点目指して伴走をしていきます。この泥臭さにTRAPEの強みがあります。

一度沸点まで達して「自分たちは変われるんだ」という体験をしてもらえればシメたものです。それが自立・自律の始まりだからです。

その成功体験自体は小さくてもOKです。大事なのは自分たちの解釈です。
初めから2Lの水でチャレンジするのではなく、コップ一杯200mlの水からチャンレンジした方が沸点まで達しやすいですからね。

とてもコスト(時間・労力)がかかる事業だと思いましたが、なぜこういうサービスにチャレンジしてるのですか?

難しくて労力がかかるアプローチだからこそ、他がやらない、TRAPEにしかできないことだと思っているんですよね。

そして何よりTRAPEがビジョンで目指す社会づくりには「これが必要」だからです。普通に頑張っている人たちがもっともっと本来の持てる力を発揮できることを目指しています。

今の業界構造を前提に、単純にTRAPEの提供コストを考えると、ビジネスとして回る仕組みはまだまだ難しいです。でも介護の専門職が、今まで接していなかった介護保険外のフィールドや企業からお金を稼げるような仕組みをつくれば、話は変わってきます。

Sociwellに関しても、人が辞めない職場づくりをすることによって、介護事業所がいままで人材派遣会社に払っていたお金を削減して、従業員の給料を増やしたり定着・教育に投資した方がいいでしょ?ということをやっているんですね。つまり、今までのお金の流れを変えるという事が新しい持続可能なビジネスモデルとなるわけです。

具体的な展開イメージはありますか?

日本中に仲間を増やしたい

TRAPEの戦略のひとつは「仲間づくり」です。
すでに関西や九州など一部の地域ではビジョンを共有してくれていて、いわゆる"TRAPEイズム"をもった仲間のコミュニティが出来てきています。

まずは日本中の47都道府県に、このTRAPEイズムのコミュニティがある状態をつくりたいですね。

そうすれば、利用者も家族も困ったら「地元のTRAPE」を頼れば今よりも良い状態になれて、Well-beingの輪が広がります。

その頃には日本中の選りすぐりの専門職がTRAPEのコミュニティにいるので、困りごとに応じてプロがオンラインでもサポートできます。

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介護専門職が金融マンよりも稼ぐ時代に

約1,700ある日本の自治体でも「成功している取組みはモデルとして取り入れる」という気質がありますから、介護行政のスタンスとしても、介護専門職の本質的な教育に投資をして、彼らの自発性・クリエイティビティを地域包括ケア・共生社会の実現に最大限活かす、ということになってくるはずです。

そのときに求められる介護のプロフェッショナルは、"目の前の利用者さん"をどんな状態からでも徹底的にWell-beingに持っていけるひと
しっかりアセスメントができて、柔軟に社会のあらゆる人・資源をソリューションとしてデザインできるひと。つまり"Designer"です。

資格は関係ありません。ケアマネだろうとセラピスト(PT・OT・ST)だろうと医師や看護師だろうと、利用者さんに対して本来の価値を出せるかで評価されることになると思います。

そのためにも価値の高いサービスを提供できる専門職には高い報酬が払われたり、各介護事業所の外部評価も透明化されている状態をしっかりつくりたいですね。

日本の介護専門職の一定数がもっと力を発揮して金融マンよりも稼ぐ、みたいな事例をつくりたいと思っています。ヒトの幸せや人生を直接サポートできるプロフェッショナルに高い値段がつくのは当たり前ですよね。それを求めている人がたくさんいるわけですから。

TRAPEは上場を目指すんでしょうか?

利益循環型企業を目指す

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以前の鎌さんの記事で上場というキーワードが出ていましたけど、上場するということは、世の中に一人前の企業として認知されるということじゃないですか。プライベート(私企業)からパブリック(公的企業)とも言えて、社会性を大事にするTRAPEとも親和性があると思っています。

ただもちろん、資本市場の波に飲まれる存在になるわけですから、単なる上場企業ではダメです。

例えば、利益の一部をTRAPEのコミュニティを通じて、地元のチャレンジ活動に還元できる新たな仕組みをつくりたいですね。そういう利益循環型にしないと社会は変わらないと思います。

利益をTRAPEだけに留めるのではなく、いかに関係人口を増やして、その人たちがハッピーになれる仕組みにできるか。
そういう企業観でやっていきたいと思っています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後のTRAPEの展開が楽しみですね。ひとりでも多くのひとのWell-Beingを増やせるようにこれからも邁進していきます。
何か一緒にやりたい!という方がいたら、お気軽にメッセージいただけたら嬉しいです!


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