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【完全版】研究者キャリアの新たなカタチ! 企業と大学のパラレルワークという生き方について

研究者としての資本を最大限活用するための新しいキャリアを伝えたい

研究者としてどう生きるのか

研究者として生きる道は大きく二つ。

自らのやりたい研究を追求するためにアカデミアを突き進むか。
それとも経済的安定を手にするために企業を選ぶか。


研究者のキャリアを考える際、多くの方がこの2択問題に頭を抱えることでしょう。


アカデミアのメリットは自身の研究テーマを追い求め、そしていつの日かは教授という一国一城の主になることを夢見られること。
しかしポストは不安定で、その貢献の対価としては収入は寂しく、そして教育や大学業務に圧迫されるなかでどれだけ研究の時間が確保できるだろうか。

企業なら豊かな給与水準と福利厚生があり、ワークライフバランスも整っていて、雇用も安定している。
しかし企業が追求するのは企業の研究テーマ、会社の歯車として行う研究にどれだけやりがいを見出せるだろうか。


しかし、私たち研究者は本当にそのどちらかしか選ぶことができないのでしょうか?
どちらかではなく、「どちらも選び」、研究者としての価値を最大化することはできないでしょうか?


そんな悩みを解決する新たな研究者キャリアの形、それが私が実践し、このnoteでお伝えする企業と大学のパラレルワークです。


この記事は『実際に外資系製薬企業と国立大学で研究者としてパラレルワークをする私が、ポジションの取り方、その魅力、双方での働き方のバランスなど、企業・大学のパラレルワークを始める上で必要な全ての情報を完全解説』した記事です。


具体的には以下のような内容をお伝えします。

  • 企業・大学それぞれでの研究者としての仕事内容

  • 企業・大学のパラレルワークの魅力

  • パラレルワークを実現するためのポジション獲得方法

  • 実際にパラレルワークをおくる私のワークライフバランス

  • パラレルワークの給与感



自己紹介

私は外資系製薬企業のグローバルチームと国立大学で医学分野の研究者として働いています。

修士課程で極めて優秀な同級生、先輩たちと切磋琢磨する中で「私にはアカデミアは無理かもしれない」と思い、研究者として企業に勤めることを選びました
両親を経済的に支援する必要があったので、「アカデミアの給与では厳しい」というのも大きな要因です。


確かに外資系企業で研究者として働く中で、グローバルに専門性を深める機会、安定した収入、毎日6時には仕事を終えられるワークライフバランスを手に入れることができました。

しかしそれと同時に、アカデミアで自らの研究テーマを追い求めている研究者への憧れは捨てきれませんでした。


そんな悩みの中で私は思いました

そもそも研究者として生きる上で、企業かアカデミアかってどちらかを選ばないといけないのか?

そして実際に行動し、企業とアカデミアで同時に働く、つまり研究者としてのパラレルワークを実現しました。

この働き方を2年実践してきた私は、「企業・大学のパラレルワークは研究者キャリアが抱える課題に対するソリューションの一つ」だと感じています。


このnoteには、パラレルワークを実現するために乗り越えるべき課題、パラレルワークの具体的な魅力、そのワークライフバランス、そして給与感など、私が知り得たノウハウをすべてまとめています。

いわば、「総集編」です。


どうかこのnoteが研究者としてのより良いキャリアを模索しようとしている皆さんの、良き後押しとなることを願っております。

では、企業とアカデミアでパラレルワークを始めるための解説をお読みになる方は、こちらからお進みください!





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