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【ドイツで子育て】 雨ニモマケズ風ニモマケズ
[初出:2006年9月]
森の入口にポツンと置かれたコンテナ。窓に貼られたチューリップから、営林局のものでではないことは明らかだ。実はこれ、森の幼稚園(ウァルトキンダーガーテン)の園舎。スウェーデンを発祥地とし、ドイツでも90年代から各地に設立されている幼稚園である。ドアと壁のない幼児教育というのがコンセプト。雨の日も風の日も、子供たちは森のなかで過ごす。極端な悪天候の時だけ、仮設教室を使う。自然が遊び相手だから、市販の玩具は原則的に使わない。
最近の研究では、そこに通う子供たちは普通の園児に比べて丈夫で、免疫力をもつことが分かっている。
幼稚園といえば、うちでも最近、ある日系の幼稚園を見学してきたばかり。残念ながら、そこは園庭がない。申し訳程度に、入口付近に砂箱が出されていた。コンクリートに囲まれた砂遊びは、なんだか寂しい。
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