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山下英治さんの第三詩集が発売されました

 

 今月のはじめ、詩人・山下英治さんの第三詩集「爽やかに孤独」が発売されました。このnoteはそのお知らせ。今回も私は詩集の帯文を書かせていただいております。


 

 お声がかかったのは昨年の11月。英治さんの第二詩集が出版されてからわずか2ヶ月後のことでした。

 

 帯に載せる言葉を考えるにあたり、いただいた詩集の案を拝読した時、英治さんの第二詩集で初めて帯文を書いた時の感情が蘇りました。嬉しい気持ちと共に身が引き締まる思いに。

 

 何回も英治さんの詩を読み込んで、出来上がったこの帯文。

孤独とは。自由とは。彼の心には朗々と輝く灯火がある。
その灯火は、読む人を静かにそしてやわらかに包みこむ。――寅三奈

 「朗々」という言葉は、英治さんの第三詩集に収録された詩の中で印象的だった表現をお借りしました。

 「灯火」は、詩を拝読した後のじんわりとあたたかな心地から。苦しみをご経験している英治さんが紡ぐ詩には、読む人を明るいところへ連れ出してくれる強さと輝きが溢れているように感じました。


 さて、詩集の表紙は、イラストレーターの空すずめさんが手掛けられました。

 このツイートにもあるように、表紙だけでなく、詩集発売を記念したオリジナル栞の作成にも携わられています。英治さんの詩集用の書き下ろしイラストを拝見してから、すっかり私もファンの一人に。

 この度オリジナル栞寅三奈セレクト版もつくっていただいたのですが、それがもう可愛くて。

 実はこの寅三奈セレクト、すずめさんにかなり欲張りなリクエストを依頼しました。その時のことはまたいつか書きたいのですが、快くお願いを叶えてくださったすずめさんには感謝の気持ちでいっぱいです。


 日を追うごとに活動の輪が大きくなっていらっしゃる山下英治さん。これからもさらに大きく羽ばたかれるのだろうなと思いつつ、そっと詩集に触れてみるのでした。


 

 


 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。 いただいた御恩は忘れません。