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【日帰り四国】思い立ったが吉日【東京〜男木島】

仕事に追われる毎日。
「はぁ、どこか海の見える綺麗な場所に行きたい」と思ってしまうこと、ありますよね。私の理想は、金曜に定時退社しそのまま旅に出てしまう事です。「だけど週休2日なのに両日旅行で潰したくない」という気持ちにも深く頷けます(笑)。そんな余裕のない社会人の方々にとっておきのプランをご用意しました。まずは下の旅程表をご覧ください。

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いかがでしょうか。
四国といっても、全部回りきろうとすれば絶対に1日で帰っては来れないでしょう。たとえ『どこでもドア』があっても無理です。なのであえて目的地を一つに絞る事で、遠方での日帰り旅行を実現してみました。今回は寝台特急を利用するため正確には車中泊を含む一泊2日旅行なのですが・・・あまり細かいことは気にせずにいきましょう。(寝台特急サンライズの詳細はこちらの記事を参考にしてみてください)

22:00 東京駅出発

今回は寝台特急サンライズを利用して高松駅(香川)まで向かうことにします。ちなみにこちらは事前予約が必要な列車になりますのでご注意くださいね。(予約方法はこちら
乗車したら車窓を楽しみたいところではありますが、翌日も歩いたり船に乗ったりと体力を使いますので発車後すぐに寝ます。おやすみなさい。

7:27 高松駅到着

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おはようございます。
朝早めに起きてシャワーを浴びて、車窓から瀬戸内海の朝焼けを眺めながら優雅な朝を迎えました。こんな贅沢は普段の生活ではなかなか味わえないですからね。朝から気分がいいです。フェリー乗船まで時間があるので、駅中のカフェで朝食を取ったりして時間を潰します。

10:00 フェリー乗船

駅から歩いて徒歩5分圏内に高松港があります。そこであらかじめフェリーのチケットを購入しておきましょう。出港する30分前から販売開始されるので、9:40には着くような感じで行きました。チケットは往復で¥1,020でした。(今回は男木島のみの観光になりますが、ここから女木島や小豆島、直島へ向かうフェリーも出ていますので是非ご自身でスケジュールをアレンジしてみてくださいね。)

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フェリーに乗り込み2階へと上がります。夏はデッキでも瀬戸内海の風景を楽しめそうですね。旅行の時期が冬真っ只中でしたので、今回は室内のソファーに座りました。

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室内からも綺麗な景色を眺めることができます。
このフェリーに乗って驚いたことが、全く船酔いしないということです。乗る前はそれだけが心配だったのですが(笑)、40分間快適に過ごしました。

10:40 男木島到着

さてここからは自由に散策しましょう。私の場合は完全に独自のルートで散策し始めました。この島にはアート作品が住宅街の中に散りばめられています。芸術に関心が高い方々なら十分に楽しめそうです。
まずは灯台を目指しました。徒歩で30分ほどと少し遠いですが、高い丘から綺麗な海も見えますし全然苦になりません。

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見えてきました。あれが男木島灯台です。

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灯台に到着したものの、今回は修繕工事中でこのようなバリケードが張られていました。少し残念ですが、これからも多くの人たちに見てもらうためにも大切なことですよね。灯台を抜けると急斜面の丘に直面。近くには水仙郷と呼ばれる、その名の通り水仙が咲き誇る丘があります。

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小さく見える白い花が水仙です。まるでお伽話のワンシーンのようです。

更に急な坂道を抜けて、険しい道を越えると遠くの方に高松の市街地が見えてきました。

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本当に美しい海ですね。こんな海を毎日眺められる四国の人たちが羨ましいです。
かれこれ2時間近く歩いていたのですが、流石に足どりも重くなってきました。しかし、ついていないのかこの日はどのカフェやレストランも休業日でした。お腹もなり始めたので、朝買っておいたおにぎりを浜辺で頬張ることにしました。

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見てください、このエメラルドグリーンの海の綺麗なこと。
コンビニのおにぎりも10倍は美味しく感じられました。(ゴミは各自持ち帰りましょうね)意外にも辺りには流れ着いたのか、観光客が捨てたのかゴミが目立ちました。こんな美しい浜辺にゴミを捨てるなんて信じられませんが、観光客として最低限のマナーは守りたいものです。

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ここでしばらくボーッとしていました。
都会に疲れた人たちがなぜ島や農村部に移住するのか、気持ちはよくわかります。時間の流れも心なしかゆったりとしていて、自然に囲まれて思い思いの生活を楽しむ。また人の喧騒に揉まれることを想像すると、余計に帰りたくなくなる。気が済むまで波の音だけを聴いていました。

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民家の周辺を歩いていると、たくさんに猫に出会いました。割と人懐っこいニャンコが多いので、一緒に戯れてみてはいかがでしょうか。

15:00 高松港行きフェリー乗船

惜しいですが出発の時間です。
疲れも相まって船の中では爆睡してしまいました。

15:40 高松港到着

お疲れ様でした。ここからマリンライナー(岡山ゆき)乗車まで時間があるので、お土産などを買っておきましょう。そして新幹線・特急券の購入も忘れずに。

16:40 マリンライナー乗車〜21:03 東京駅到着

マリンライナーもサンライズと同様、瀬戸大橋を渡って行きます。今度は夕暮れに染まる瀬戸内海を楽しめるのでお見逃しのないように。(ちなみに私は眠さのあまり見逃してしまいました笑)
岡山駅でも美味しい吉備団子が買えるので、時間に余裕がある方は買っておいてもいいでしょう。本当においしいです。
新幹線を使えば行きの1/3くらいの速さで、東京に帰ってくることができます。本当にあっという間に到着するので、呆気ないですが鉄道の進化を身をもって体感できます。新幹線とは便利な乗り物です。

いかがでしたでしょうか。
完全に私の主観でスケジュールも組んでいますが、時間に余裕がある方は女木島にも足を運んでもいいのかなと思います。(他の乗船客の方々は女木島に行ったのち、男木島に向かうという行程のようでした)

少しでも参考にしていただければ幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

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Photo by Kina

〈参考リンク〉
うどん県旅ネット 香川の島旅に出かけよう!(男木島)
https://www.my-kagawa.jp/shimatabi/feature/shimatabi/ogijima

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