【寝台特急・サンライズの楽しみ方】予約〜乗車方法まで

初めまして。鉄道好きの女子、キナと申します。

今回は日本唯一の寝台特急、サンライズ瀬戸・出雲について紹介していきたいと思います。鉄道好きなら「何を今更・・」とすぐにページを閉じてしまいそうになるところを、「寝台列車に乗るのが初めて」もしくは「乗ってみたいけどよくわからない」という方向けにこの記事を書いています。よろしくお願いします。

最近、JR西日本がウエストエクスプレス銀河を発表したばかりですが、今回紹介するサンライズは現役では日本唯一の寝台列車ということになります。サンライズは東京から高松市（香川県）と出雲市（島根県）を結ぶ長距離列車ですが、岡山にて分岐します。東京〜高松間を約９時間２７分、東京〜出雲間を約１１時間５８分かけて毎日運行しています。

今こそ新幹線の本数も増えているので、寝台列車を使わずとも遠くへ手軽に行けるようになりましたが、夜中誰もいない駅を通過したり、寝ながら車窓を楽しむ優越感やロマンを感じたい人にはサンライズをお勧めしたいです。

①まずは予約しよう

「じゃあ、どこで予約や空席を確認できるの？」ということですが、実は最安のノビノビ座席であれば、JRの指定席券売機やJR各社のオンラインサイトにて空席状況が確認できます。それ以外の場合はみどりの窓口にて予約ができます。

一人旅であればシングルかソロ、二人旅であればサンライズツインをお勧めします。（部屋の写真や詳細はJRおでかけネットを確認してみてください）

【料金表（寝台料金/通常期）】
　ソロ・・・¥6,600　
　シングル・・・¥7,700　
　シングルツイン（二人でも使用可能）・・・¥9,600
　シングルデラックス・・・¥13,980
　サンライズツイン（二人用個室）・・・¥15,400（二人分）
　シングルツイン（二人用）・・・¥15,100（二名利用時）
　ノビノビ座席・・・¥530
   ※寝台料金は閑散期・繁忙期で価格が変動することがあります。

上の表はあくまでも寝台料金なので、これに加えて運賃と特急料金が必要となります。仮に東京〜高松（香川）までシングルを一人で利用した場合の金額は下記の通りです。

7,700（寝台料金）＋11,540（運賃）＋3,300（特急料金）＝¥22,540（計）

いかがでしょうか。
ちなみに寝台料金は一律ですが、運賃と特急料金は行き先によって異なりますので、予め調べておきましょう。不安な人はいったんみどりの窓口で聞いてみるといいと思います。

みどりの窓口でサンライズの切符を発行してもらいます。

こんな感じです。
ちなみに個室の場合は、喫煙と禁煙がありますので予約の際は注意が必要です。
また、こちらから申し出れば車輪の上や揺れの比較的少ない２階席を用意してくれる場合もあるので、音が気になる方はこちらをお勧めします。（基本的には勝手に指定されます）

②いよいよ乗車

予約も済ませたらいよいよ乗車です。
サンライズ瀬戸・出雲ともに下りは東京駅２２：００出発です。皆さんのお住まいの地域によって出発駅は異なりますが、首都圏発であれば横浜駅でも乗車可能です。横浜は ２２：２４発となっています。

まずはご自身の予約された号車から乗り込みましょう。（発車時刻ギリギリの乗車の場合はどこからでもいいのでとにかく乗り遅れないように気をつけましょう）
そして予約した部屋に入るわけですが、ここで注意したいのが部屋番号。特に個室の場合は間違えると大変です。お手持ちの切符と併せて、よく番号を確認した上で入室しましょう。

【シャワーカードについて】
サンライズ瀬戸・出雲ともに３号車・１０号車には共用のシャワー室が完備されています。利用にはシャワーカードを購入する必要があります。（※シングルデラックスのアメニティグッズにはシャワーカードも含まれています）混雑するシーズン（夏季休暇期間の７〜８月、年末年始）はシャワーカードがすぐに売り切れてしまうことが多いので、不安な人は乗り込んだらすぐに買いに行くといいでしょう。特に暑〜い夏にシャワーを浴びれないのは流石にこたえますからね。シャワーカードは¥330（2020年2月現在）で購入できます。販売場所はシャワー室のすぐ横です。

【個室のセキュリティについて】
各個室のドア横にはセキュリティキーがついています。
ちょっと外出する際でも、必ずロックするようにしてください。置き引きや盗難の危険性があるからです。テンキー方式で４桁の数字でロックがかかるようになっています。

③出発したらすべきこと

出発すると、車掌さんが検札しにやってきます。すぐ眠ってしまいたい、という方もいると思いますが検札が来るまでは部屋で待機していましょう。（面倒な人は事前に車掌さんを見つけて先に検札を済ませておくのも一つの手です）検札は必ず済ませるようにしましょう。

検札も終わったし、さてシャワーを浴びに行こうかな・・・と思いますよね。
実はシャワーに行くタイミングもとても大事なんです。繁忙期（夏季・年末年始）はシャワー室が混雑します。なので並びたくない人は、東京駅出発直後か、午前３：００〜４：００の時間帯に行くことをお勧めします。私もこの間３：００に起きてシャワー室に行きましたが、近くのラウンジにも人は誰もおらず、ゆっくりとシャワーを浴びることができました。特に女性の方はお風呂にも時間をかけたい方が多いと思うので、この時間帯をお勧めしたいです。ちなみにシャワーは６分間使用可能で、停止している時は時間もカウントされないので安心して使用できます。またリンスインシャンプーとボディーソープ、ドライヤーも完備されています。タオル・洗顔料・メイク落としなどは一切用意されていないので、予め用意しておいてくださいね。（シングルデラックスにはこれらもほとんど完備されています）

景色を眺めるのもよし。読書や映画を観るのもよし。
思い思い好きなことをして楽しんでください。（ただし周りの迷惑になるような行為は避けましょう）

補足。高松方面に向かう場合、７：００前には頑張って起きてください。瀬戸大橋から眺める、朝の瀬戸内海はとても綺麗ですよ。これがサンライズ瀬戸に乗車する醍醐味でもあります。

（車内から撮影）

いかがでしたでしょうか。
少しでも寝台列車に興味を持っていただければ嬉しいです。

サンライズの設備・料金について詳しく知りたい方はこちらのサイトも参考にしてみてください。ここまで読んでくださりありがとうございました。

〈引用元〉
JRおでかけネット　
https://www.jr-odekake.net/
SUNRISE EXPRESSの部屋
http://iamreck.g2.xrea.com/ec285/clown.html