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MBSR マインドフルネス・ストレス低減法


今日は、不安やストレス低減目的に治療行為としてクリニックにも導入されている8週間のプログラムの効果について、その実証結果とともにご説明します。


不安の低減に加えて免疫機能も上がる効果測定


アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)には「マインドフルネスセンター」という研究所があります。

その創設所長であるジョン・カバットジン博士と、世界的な精神医学者・心理学者であるリチャード・デヴィッドソン博士がマインドフルネスに関する科学的な実験をIT企業の従業員に対して行ったところ、わずか8週間のマインドフルネスのトレーニング(9月開校MBSR)を受けただけで、被験者たちの不安レベルがはっきりと下がったと報告されています。

被験者の脳の活動を電気的に測定すると、ポジティブな情動と関連する脳の部位(前頭前夜)の活動が大幅に上がったことが確認されました。それだけではなく、研究の終わり近くに被験者たちにインフルエンザの予防接種を受けてもらうと、トレーニングを受けなかった人たちよりもたくさんの抗体を生み出していたこともわかりました。

つまり、8週間のマインドフルネスによって、気持ちが落ち着いただけでなく、免疫機能が上がったことも科学的に示されたのです。

昨今のマインドフルネスの注目度の高さ


この他にも、マインドフルネスの効果についての研究は多くなされ、学術論文も多数書かれています。そして2014年にはアメリカの「タイム」誌で特集が組まれるほど、一般の人々の間でも注目度は高まっています。

日本でも、医学や心理学系の専門誌においても、マインドフルネスが特集されることはとても多くなっており、マインドフルネスが医学的に効果があることはすでに周知の事実となっています。

外来治療でマインドフルネスを取り入れる病院も出てきています。



8週間のMBSRプログラム

マインドフルネスは実践の継続が必須。
8週間のジョン・カバット・ジン氏のプログラムを9月に開講します。
効果について明記しましたが、プログラムの間は何も期待せず、ただ今この瞬間だけに意識を向けるプラクティスをひたすら行います。

8月には無料のオリエンテーションもありますので、どうぞお楽しみに。

◆MBSR 8週間 マインドフルネス・ストレス低減法◆
オンライン zoom
日程: 9月から開講
講師: 三枝英里 ブラウン大学MBSR認定講師

プログラム開発者はジョン・カバット・ジン氏、アメリカで起きているマインドフルネスの大ブームの火付け役者です。

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