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広告代理店の中で新規事業を立ち上げたシニアマネージャーの話【社員インタビュー】

社員インタビュー
トラコム株式会社の社員ひとりにフォーカスを当てて、トラコムの仕事やトラコムではたらく人を紹介する企画です。
取材担当者:牛澤

今回ご紹介するのは「テクタス事業部」シニアマネージャーの吉田さん。お話する度、どんどん新しいモノや情報を取り入れていて、時代を先取りされている印象を持っています!

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テクタス事業部 シニアマネージャー/吉田幸介
トラコム10年目のタイミングで作られた
新規事業事業部の立ち上げマネージャー。
採用業界歴18年目に突入した大ベテラン。

テクタス事業部ってどんな部署?

吉田:企業が持っている人材・経営などの課題を、「コンテンツ」を使って解決するお手伝いをしています。トラコムは広告代理店事業を柱にしていますが、求人広告では広告枠が商品となるのに対し、テクタス事業部ではその中身で何を伝えるか、どう伝えるか、そしてその結果どうだったか、次に何を伝えるかというPDCAサイクルを回すことが商品となるイメージです。

具体的にはこういったサービスを行っています。

・SNS立ち上げ~運用・コンサル
・企業ホームページの作成、LPページの作成
・採用オウンドメディアの作成・記事作成・運用
・新卒採用コンサルティング(説明会企画、歩留まりへの打ち手相談)など

ご利用いただいているお客様の目的も様々で、企業の応募者を集めるために採用活動において使うことも、企業が運営するお店に人を集めるために集客面使われることもありますね。

どうして新しい事業を立ち上げることに?

吉田:トラコムができて8年目くらい。当時、大手の企業を担当する部署のマネージャーをしていて、競合する会社とコンペになることが多かったんです。もともと「求人メディアを扱う広告代理店業(リクルーティング事業)」をしていたから、課題の解決方法がどうしても”広告枠を売る”ようなものになってしまう。すると周りの企業に勝てないことが出てきました。もっとお客様の要望に応えられるようなサービスをしていこうと、大手担当部署の中で採用コンサルをしていったのが始まりですね。

そこから、トラコムとして創業10年のタイミングで社長が変更に。リクルート出身で、採用畑の営業パーソン思考を持った現社長(西川)へと変わったこともあり、「リクルーティング事業以外の道も作っていこう」ということで本格的に新規事業部を乗り出したのが始まりです。

立ち上げは私と、リクルーティング事業出身の3名のメンバーからスタートしました。

立ち上げ当初の苦労したことは?

吉田:先ほど話したように、目に見えないものを商品にする仕事。そこをどう自分たちで価値をつけていくかが難しかったですね。広告代理店業(リクルーティング事業)のときは、メーカーが決めたプランとその値段が決まっていて、お客様にとっても自分たちにとっても分かりやすいものだった分、どう価値を感じてもらうか、どう値段をつけていくかに苦労した記憶がありますね。

牛澤:商品の値段をつけるところから!想像するだけでかなり大変ですね…。商品は何から取り扱っていったんですか?

吉田:まずはSNSから。1年目はTwitter、インスタグラム、Facebook、GoogleマイビジネスなどのSNSの立ち上げ~運用までのサポートをしました。でもSNSってあくまで認知させるためのもので、一度認知を獲得できればそのあとお客様に継続的に任せてもらうことはできないんじゃないかと思ってきて…。

2年目はそれを踏まえて、採用オウンドメディアや、ランディングページなどを中心に、集客を目的としてSNS運用をしていくように変えていきました。ともなって、採用オウンドメディアや、ランディングページの作成・運用も始めたような感じです。

実績がない中で選ばれるための工夫は?

牛澤:なにを提供していくか決まったあとは、いよいよお客様を探していくところですよね。初めは実績もなく事例もない状態で、お客様に選んでもらうのは大変なこと。何か工夫されていたことはありますか?

吉田:どうしてこう考えるのかを、データをもとに提案の根拠を伝えてることですね。また、中でも大事にしていたのは、お客様の会社をほかの会社よりも理解すること。「うちにこんな課題があるから、この提案してくれているんだ」とわかると納得感も生まれますから。

あとは、スタートしてすぐの事業部で実績はないことは正直に伝えてはいましたね。背伸びしすぎず、お客様が自分でできない部分をサポートするようにしていました。

結果的に、お客様のやりたいことに合わせて、柔軟に体制を作ることがトラコムの強みのひとつになってきたように思います。例えば、オウンドメディア運用をお任せいただいたある会社様では、人的リソースはあるけれどどんな方向性で記事を書いていくか考えられる人がいないことが課題。記事づくりの体制が整ったら、取材や記事作成は自社で行いたいというお話で依頼いただきました。そこで、1年目はトラコムで企画・取材・コンテンツ作成をまるっと請け負い体制づくり→2年目には取材・記事作成はお客様側で行い、内容の企画・記事の統一感を合わせることなどを弊社で担当しています。

牛澤:お客様の業務内容にあわせてサービス範囲をカスタマイズできるのは、お客様としては任せやすいですね!

吉田:「トラコムの〇〇さんがいないと困る」という部分をサービスとして提供していくことで、お客様に選ばれる理由にもなっていくと思っています。

お客様からの評価、実際どうですか?

吉田:実は、今のテクタス事業部の売り上げのうち7割~8割がリピートのお客様。特に立ち上げメンバーの一人である市川さんは、事業部立ち上げ以来、お任せいただいたお客様の約8割がリピートしてくださっています。これって結構すごいこと!一般的に新規事業っていうと、新規のお客様を毎月毎月開拓していく会社が多いはずです。その点、他の会社と比べてもかなり満足度が高いほうだと思いますね。

特にお客様が満足してくれるか?は当初から大切にしてきたこと。何に対する満足度かというと「お客様が悩んでいることに対する満足度」です。お客様が持っている悩みは本当にさまざまで、「説明会に人を動員させたい」「そもそも応募する可能性のある人を集められていない(母集団形成)」など。このような悩みに対してどうしたら解決できるかということを伝えて、納得いただいたお客様とお取引しているので、結果への納得度も高いのだと思います。

今後注目していること教えてください!

吉田:短編動画ですね!採用業界だと社長にいたずらする動画なんかも流行っているみたいです。情報が得られやすくなっている中で、興味がないものに対して時間を割いてもらえない。だからYouTubeの長編動画よりも、これからは短編動画が主流になっていくと思います。コンテンツ作成をサービスしているトラコムとしては、着手しておかないとと思っています。

Instagramのリールや、TikTokなどで使うような短編動画を作成して、まずは自分たちのメディアを作って成長させることをやりたいですね。


今回のインタビューでも、早速新しい取り組み・サービスへ関心を寄せられていた吉田さん。新しい提案や情報をどんどんもらえるのは、お客さん目線でもうれしいことだろうなと感じました。テクタス事業部のこれからの進化も楽しみです!

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