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ぬるい告白をしよう

友達だから/同僚だから/趣味の仲間だから、気まずくならないために告白はしないでおこう…という人に朗報です。

好意をほんのり匂わせる、ぬるい告白をすれば、気まずさは最小限に抑えられます。

今日は、婉曲表現に定評のある私が編み出した「曖昧な告白術」について、書こうと思います。

そもそも、「大人は恋人になるときに告白しないんだよ」「なんか付き合ってるぽくなってきたらそれをゆるゆる確認するんだよ」という話もよく聞きますが、皆さんが「告白する村の住人」であるという前提で、話を進めます。


通常の告白では、「付き合ってもらえませんか?」と聞きますよね。この聞き方の場合、よっぽど優柔不断な人でない限り、相手から戻ってくる答えはOKかNGか、2つに1つです。告白する人にとっても、告白される人にとっても、一言一句の発話にプレッシャーがかかりますよね。

そんな危機的状況を回避するために、私が愛用することに決めたセリフは、これだ!

「〇〇さんが恋人だったら、最高なのになあ」

このセリフ、便利なんです。

相手が、「まあ、そちらが好きだと思ってくれてるなら付き合うのもいいかも?」と思ってくれてる場合は、「え〜そうかなあ(照れ)」みたいな感じで返してくれます(私の経験調べ/好意を伝える際は、相手の表情もよく観察すること!)。

まんざらでもない感じが複数回確認できたら、はっきりと、「付き合ってほしい」と伝えます。

結局はっきりした告白もするんか〜いとお思いでしょうが、なんの予告もなくいきなり告白するのと、「この人自分のこと好きなのかもしれない…」と相手に思わせておいてから決定打をお見舞いするのとでは、双方の心のハードルの高さが全然変わります(そして、意識してもらってから告白したほうが、絶対有利!)。

何よりよいところは、「決定的に振られる前に、相手にその気がないことが確認できる」ところです。
恋人がいるとか、私と付き合う気がない人であれば、大概「赤司さんにはもっといい人がいるよ」的なことを言ってくれますので、「よし、撤退しよ」と思えます(※)。ちょっと心に引っかかりは残るものの、決定的に気まずくならずそれまでの関係を続けられるので、便利です。

(※)好きで好きで好きだから、一回振られたくらいじゃ諦められない!という人。相手の人生だって有限なので、貴重な時間をともに過ごす人を選ぶ権利を妨害するのはよくありません。好きな人に嫌われたらそれこそ悲しいので、潔く撤退しましょう。それでもどうしても一緒にいることを諦められなかったら、まずは相手にとって「便利な人」になることを目指しましょう(そのための方法は、下田美咲さんの『新型ぶりっ子のススメ』で学んでみてください)。相手のために自分ができること全部やって(貢ぐとかじゃなくて、時間と工夫と真心でできること)、それでも愛情を渡しあえる関係になれなかったら、あなたの人生も有限であることを思い出して、次の恋を探しましょう。あんな人ほかにいない、って気持ちは、たぶん正しい。でも、ほかの形の幸せだって、一生懸命探せば絶対あるはずです。

さらに、相手の負担を抑えられるところも、メリットと言えるでしょう。

告白するときってつい自分がスッキリしたいってことばっかり考えてしまうけど、実は「告白される人」の負担もなかなか大きいですよね。「告白する人」は言うのか言わないのか、言うならいつ言うのか選べるけど、「告白される人」は、急にXデーを迎えるわけだし、振ってしまった場合はその後相手にどうやって接していいかわからないし。

「付き合ってもいいかも?」と思う人からの告白は「ラッキー」だけど、「付き合うことはないかな」って人からの告白は「ちょっと重荷…」な訳で、好きな人に「無用な申し訳なさ」を感じさせないためにも、このテクニックはおすすめです。

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