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スペック比較ではなく関係性にこそ人は恋しあう


なんのはずみか忘れたけど、あるソーシャルメディア出会った友人と恋愛の話をしていて、こんな話をしていた。

たしか、

・「こういうタイプが好き」という発想で恋人に出会えるほど、出会いというのは簡単じゃない

・それで出会えるのだったら、ペアーズとかTinderで「スペック」だけで検索・判断すれば出会えてるよね

・じゃあ、「出会えている」時ってのはどういう時なんだろうね


という話をしていた気がする。

そのときに僕が答えたのは「二人の関係性が恋している状態では?」と言った。

「あの人のこういうところが好き。だから付き合っている」

こういう紋切り型の文句はよく耳にする。

あの人はこういう性格でこういうことをしていて、こういう仕事をしていて、こういうことが好きで詳しくて、こういう顔立ちで....。これらすべてはある種の「スペック」だ。

しかし人が付き合うのは、相手のああいうところが好きで、向こうは自分のこういうところが好きだからという単純な理由だけで付き合っているというわけではないのではないか。もちろんきっかけとしてそれはある。

どんな人にも定期的に出会う異性はいるだろう。初めはそんなにいい印象ではなかったけども、会っていくうちに印象が良くなるのは、よくあることだ。それが、ある時点で、恋人になったり離れることに後ろ髪を引かれるようになるのは、その二人だけの独特の関係性にこそお互いが恋をし、愛を注ぎ始めているからではないだろうか。

二人だけの関係性こそがエクスクルーシブなのは、「スペック」は「相対的」であり他の人も入手可能であっても、関係性は「絶対的」であり二人の間でしか存在しないからだ。二人の間でしかわからない「笑いのツボ」とかがまさにそれかな。

こういう考え方をするようになったのは、おそらくスウェーデンにいってからかも。おそらくこの記事で書いていることとすごく近いんだろうな。

ペアーズでスペックで人を検索して「理想な人」に会ったとしても、しっくりこないのは、そういうことが理由でかもしれませんね。もちろんきっかけとしては、ありなんだろうけど。

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