見出し画像

【元MBB社員監修】フェルミ推定突破の要諦

 こんにちは!DAILY CASE運営チームです。
 DAILY CASEは「全国の学生/社会人のポテンシャルを引き出すべく、論理的思考力を鍛える環境/機会を提供する」というコンセプトの一環として、就職活動支援を行っている学生団体です。
 現役MBB(McKinsey,BCG,Bain)コンサルタント監修の元、MBB内定者の代表をはじめとする学生がケース面接支援や定期的なレクチャーを行っています。
 本日は、多くのコンサルティングファームの選考で行われている、フェルミ推定の面接についてお話していきたいと思います。

本記事の内容

 本記事は、フェルミ推定の面接の対策について、大きく理論編実践編に分けて書きました。
 理論編ではフェルミ推定の概要と対策方法を書きました。「フェルミ推定とは何なのか?」から始めて、フェルミ推定の面接を突破するために必要な知識を体系的に学ぶことが出来るようにしました。
 実践編では、理論編を元に、模擬フェルミ推定面接を行った様子を記載しました。面接官役をMBB内定者が、就活生役を就活を学生が担当し、実践的なフィードバックを残しました。

本記事で伝えたいこと

・理論編で伝えたいこと

 本記事の理論編で伝えたい内容は、フェルミ推定で求められる能力やフェルミ推定の解き方についての、網羅的で正しく、かつ有益な情報です。
 
就活サイトなどで出回っているフェルミ推定の対策記事は、情報の正確さ・及び網羅性を欠いているものが多く、良質なものが少ないです。その理由をまとめると、以下のようになります。

・情報に網羅性がないため、フェルミ推定の面接対策の全容を知ることができない
 -何故フェルミ推定が選考プロセスに採用されているのかという、企業側からの視点が丸ごと抜けている
 -フェルミ推定の解き方のみを解説しており、実際の面接でのTipsはほとんど書かれていない
・情報の確度が担保されていないため、書かれた情報通りの方法を実践しても内定に繋がらない可能性がある
 -記事執筆にMBB社員/内定者などの、信頼できる情報を持っている人が関わっているか不明である
 -それ故に、記事内で書かれた対策方法と実際の面接で肝要になる点が乖離している可能性がある
  -選考に落ちた人が書いた記事は、あくまで”選考に落ちた人がやっていた対策”であり、”選考に受かるための対策”ではない

 このような、就活生にとって本当に有益とは言えない対策記事が出回っている現状には大きな問題があると考えました。そこでDAILY CASEとして、元MBB社員や、その社員から日々インプットを受けているMBB/その他戦コン内定者の知見を元に、情報の網羅性と正確性を確保した記事を執筆しました。

・実践編で伝えたいこと

 本記事の実践編で伝えたい内容は、理論編で書かれた内容に対する、具体的なイメージです。
 上記の通り、本記事の理論編は、あくまでフェルミ推定に関する対策のレクチャーに留まっています。しかし、そこで紹介しているTipsや解法を腹落ちさせるには、「記事で書かれた対策方法は実際の面接でどのように活かされるのか」という具体的なイメージを掴むことが必要です。そこで本記事では、理論編に続く実践編として、フェルミ推定の模擬面接の様子を記事にしました。これにより理論編で伝えた内容を、実践編で確認できるようになっています。

こんな方にオススメ

・フェルミ推定の対策方法をある程度は知っているが、自分の見聞きした情報が正しいのか不安な方
・フェルミ推定の解法は学んだが、実戦経験に乏しい方

また、DAILY CASE運営のMBB内定者が実際の選考で出されたフェルミ推定の問題に対し、解答例を作成してみた記事も合わせて見ていただくと、より一層理解が深まると思うので、ぜひご覧ください!

A.理論編

1.フェルミ推定とは

 フェルミ推定とは、一見見当もつかない数字を、自分の持つ知識を元に論理的に筋道立てて短時間で概算することです。
 代表的な例題に「日本の電柱の数を求めよ」というものがあります。この問題に対して、「5秒で答えて」と言われたら当てずっぽうで数字を言うしかないですが、「5分で答えて」と言われたらそれっぽい数値を計算できる気がしますよね。
 フェルミ推定は、昔からコンサルティングファームの面接で用いられており、最近ではその他の企業でも出題事例が増えてきています。

ここから先は

11,467字 / 3画像

¥ 1,000

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?