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ヒーローになりたい


○自分を振り返る


 幼い頃からヒーローが大好きでした。

 仮面ライダー、戦隊モノ、ウルトラマンと、日本でメジャーとされるヒーローは全て履修してきました。あまりにも夢中になり過ぎて、車とかに興味が出ず、いまだに車種が全く分からないくらいです。

 なぜヒーローが好きだったのか?当時の私に尋ねるとしたら、きっと

「かっこいいから!」

と返ってくると思います。この時はただただ特殊能力を行使して敵をやっつける姿がカッコよくて、ヒーローを見ていました。

 

 小学生になり、ヒーローをあまり見なくなりました。シンプルにウルトラマンを見ているとダサいみたいな風潮があったからです。

 高校生までの間、私はちょっと悪いものに憧れるようになりました。綺麗事を言っている人がいたら、「綺麗事言ったって何も変わらない」的なことを考えていたように思います。

 わかりやすい例で言えば、「国益のためなら戦争してもしょうがない」、「トランプは素晴らしい大統領だ」、「いくら優しくても勉強できないと意味がない」とか本気で思っていました。


 そんな捻くれた中学生時代を過ごし、高校生になりました。その頃でした。キャプテン・アメリカに出会ったのは。


○キャプテン・アメリカとの出会い


 ひょんなことからキャプテン・アメリカの3作目”シビル・ウォー”を見ることになりました。

 この作品は主義・主張の違いからヒーロー同士が対立してしまうという作品です。

 私はこの作品を見て、

「何だ、このキャプテン・アメリカってヒーロー。弱いし、融通効かないし、理想論ばっかじゃん」

 って思ったのを覚えています。

 私のキャプテン・アメリカに対する印象は決して良くはありませんでした。


 ”シビル・ウォー”を見たことがきっかけで私はマーベルシリーズにどハマりしました。私にとっての二度目のヒーローブームです。

 マーベルシリーズは作品数が多いので、それらを追うのは非常に大変でしたが、幸いなことに当時の私は大学生。時間だけはたっぷりありました。すぐに全作品を身終え、”アベンジャーズ エンドゲーム”の公開を待つだけになりました。

 ちなみに、このころ私はまだキャプテン・アメリカを今ほどは好きではありませんでした。全然嫌いではないけど、好きでもない。そんな感じでした。

 そして待ちに待った”エンドゲーム”。

 鑑賞終了後、キャプテン・アメリカ大好き人間がめでたく爆誕しました。

「”エンドゲーム”ってキャプテン・アメリカの4作目だっけ?」

そう思うくらい、彼の魅力が爆発する作品でした。

 彼が大好きになった後、真っ先に”シビル・ウォー”を見返しました。

 あれほどまでに理解できなかったキャプの行動が、その時はカッコ良いものに写りました。

 その後も彼が出ている作品は何周もしました。そして、やっと彼のヒーローとしての理念に気づくことができたんです。

「理想を追う。達成できなくても追い続ける。それ自体に大きな意味がある。」

 キャップは全ての作品を通じて、このメッセージを発信し続けていたように思います。


○ヒーローになりたい


 今の私が、「なぜヒーローが好きなのか?」という問いに答えるとしたら、

 「自分自身の行動の指針であり、心の拠り所だから」

って答えます。

 迷った時、悩んでいる時、

「キャプテン・アメリカならどうするだろう?」
「アイアンマンの立場だったらどんな判断をするだろう?」

って考えます。

また、ヒーローは、特にキャプテン・アメリカは私が生涯にわたって追い続けなければならない存在だと思っています。

 だから私はヒーローが大好きです。


 「ヒーローになりたい」

 私がそう言ったら笑いますか??ちなみに私は記事を書きながら爆笑しています。

 でも本気です。私はヒーローになりたいです。アベンジャーズのように不幸な状況にある人を助けられるような、そんなヒーローになりたいです。

 

○私がヒーローになるには


「ヒーローになりたい」

そう言ったところで私にはアベンジャーズのような特殊能力はありませんし、困っている人のために命を投げ出すほどの勇気もありません。

 じゃあ、私はどうしたらヒーローになれるのでしょうか??その結論が一昨日出たので、私自身の戒めのためにも文字にしておきます。


 一昨日、友達とドライブしていました。そしたらこんなことを言っていたんですね。

 「なんで○○ちゃんはモテるのに、私はモテないんだろう・・・」

 なんか、それを聞いてすごく悲しい気持ちになっちゃったんです。その子もそんなに重い感じで言ったわけではないっていうのはわかってるんですが、なんだか「自分には価値がない」って思っているような気がしてしまって・・・。

 だから私は、その子には大きな価値があるってことを伝えたくて、めちゃくちゃながらその子の良いところをできるだけ探して伝えたんです。

 そうしたら、気のせいかもしれませんが、すごく喜んでいるように見えたんですよね。

 そこで私は思ったんです。

 自分はアベンジャーズみたいなみんなを救うヒーローにはなれないけど、身近な人の自己肯定感を上げることはできる。だから、私が目指すべきは

一緒にいるだけで自己肯定感をあげてもらえる系ヒーロー

なのではないかと。


 私は春から先生になるのですが、私はそこでヒーローになりたいと思います。

 自己肯定感アゲアゲマンとして、子供たちに惜しみなく「あなた達はいてくれるだけで大きな価値がある」というメッセージを伝え、

「自分には価値がない」

って思ってしまう子どもをゼロにしたいなって思います!!


 ここまで読んでくれてありがとうございました!!

 



 

 

 

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