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学校で学んだことってほとんど忘れますよね


 今や私は必死こいて授業を作る立場です。

 どうしたら子どもが楽しくわかりやすく授業に臨めるか、めちゃくちゃ考えます。

 そして、昨日ホテルのベットでぼんやりしている時ふと思ったんです。

 

「あれ・・・。自分って授業でどんなことしたっけ??」


 マジで何一つ思い出せないんですよ。例えば、長方形や正方形の面積の求め方。

 知識として、技能としてはきっちり身に付いてはいますが、どうやって身につけたのか全く覚えちゃいません。

 そしてそれに気づいた時、

「せつなーーい😭」

 って叫びたくなりました。

 どれだけ必死に授業考えたところで、結局子どもたちはその授業のことなんて覚えちゃいないんです。

 だから、授業作る気失せました。

 もう真剣に授業作るの辞めます。どうせ過程を覚えてないなら、結果だけ機械的に教えていけば良いじゃないですか。

 




 ってなるかーー!(鬱陶しい)


 確かに切ないですよ。なんなら学校で学んだことよりも、映画や漫画で学んだことの方が何倍も頭に残ってます。

 でも・・・僕は字が書けますし、九九もできますし、何で日本が戦争したのかも知っています。

 これは、僕を受け持ってくれた先生たちの”成果”としか言いようがありません。

 改めて、僕を育ててくれた先生方に感謝したいって気持ちが溢れてきました。

 そして、誰にも思い出してもらえなくても、誰の記憶に残らなくても、今目の前にいる子どものために全力で授業を作り、子どもたちと向き合う先生方。カッコ良すぎませんか?

 そうだ!今目の前にいる子ども。これが大事なんだと思います。

 子どもは今、この瞬間を生きています。最終的に得られる結果(例えばかけ算ができる)が同じでも、その過程でたくさんのことを考え、たくさん楽しむことができたなら、たとえ忘れられるとしてもとても価値があることですよね!

 そういったことの積み重ねが、「学び続ける姿勢」をつくり、「心の豊かさ」をつくり、もっと言えば「人を信じる心」みたいなものにもつながってくるんだと思います。

 だから、これからも楽しい授業をするための努力を続けていきたいなって思いました!


 今日本にいる19歳以上の人達が当たり前のように読み書きや計算ができているのは、忘れているかもしれないけど、僕も忘れていたけど、先生達のおかげなんです。

 当たり前のことなのにすっかり抜け落ちていました。

 そして、まだまだ何の役にも立てていないですが、そんな職業につけたことに誇りみたいなものを感じます。

 これからもたくさん悩むでしょうし、「先生なんて辞めちまおう!」って35桁の先頭が4回くらい思うと思いますが、そんな時はこういう誇りみたいなものを思い出したいです!

 まあ本当に心の余裕がなくなったら、そんなことも考えられなくなるんですけどね!!(この4ヶ月で体験済み)

 でも考える努力をします!

 ここまで読んでくれて、ありがとうございました!!

 

 

 


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