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いい日だ、いい日だ。

風に揺れる木々。葉一枚一枚が愛おしく見える朝九時。授業が始まる。

強い日差しと木々の葉は、「君の名前で僕を呼んで」の雰囲気をなぜか思い出した。ものすごいきれいだったなあの映画。もういちど、見てみたいと思う。

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正直映画がそんなに得意じゃない。2時間が長いとは感じないけど、少し気合を入れなきゃ見始めることができないタイプだし、2時間分の内容を少しでも忘れてしまうと損した気になる。すべてを手に入れたい。すべてを理解したい。そういう人間だし、恋愛にも通じる気がして少し気が重くなった。

きれいな映画といえば「溺れるナイフ」も印象的。ストーリーが好きかと言われるとそうでもないのだけど、主演の二人と周りの人たちが魅力的だった。個人的に見慣れた景色に、どこかこの世のものではないような雰囲気を感じてた。音楽も良かったなあ。

「溺れるナイフのテーマ」という曲があるのだけれど、泣いてるような叫んでるような、言葉にうまくできない音楽で、あまり自分は使わない言葉だけれど「エモい」と一番感じる音楽。聴くと泣きそうになるし、周りの景色が一気に変わる。音楽って素晴しいと日々感じてる。それと映画本編でタイトルのときに小松菜奈が語るこの言葉。これのおかげで現実から上手く離れられたというか、おとぎ話のように感じたんだと思う。今読んでもものすごい文章だ。(この考え方が正解かはわからないけど)

その頃私はまだ15で、全てを知ることができる。

全てを手にいれることができる。全てを彼に差し出し、共に笑い飛ばす権利が、自分にのみあるのだと思い込んでいた。

私が欲しているのは体を貫くような眩い閃光だけなのだ。

目が回るほど、息が止まるほど、震えるほど。


そして今日、上白石萌歌 a.k.a adieu の新作EP「adieu 2」がリリースされました。嬉しいねえ。優しい。声がいい。曲がいい。自分で書いてないじゃんなんて言う人もいると思うけどそれでもいいと思ってて、表現力とそこに対する愛が感じられて、かつカネコアヤノ然り塩入冬湖然りいい音楽を聴けている時点でもうすべてが良いのです。

「愛って」が今のところ一番好きかな。でも最初にTHE FIRST TAKEで聴いたときはあまり良いとは思わなくて。そのころ(と言っても一ヶ月くらい前)の自分はリズムをすごく重視してて、この曲はそんなに音がハマってないなと感じてた。でも今は何故か受け入れてる。自分って毎日毎秒変わってるから何も信じられない。

昨日のバイトで何人かに「クール」と言われた。(これは昨日書きたかったこと。力尽きたから。)自分としては数ヶ月前に初めて会ってから割と明るく元気に、愛想よく接してたつもりだったんだけどいつの間にか静かでクールなひとになってたみたい。もとが明るい人じゃないからしょうがないし一人でいるときはそりゃ冷たい人だと感じられるよなあ。おれ、そんなに冷たくないよ。あたたかいよ。たぶん。

お昼です。世界でワースト記録がつくんじゃないかと思うほど遅いのですが、ようやくインターンシップにエントリーできた。疲れる。もう気が重い。学校でやってくれるイベントでもいろんな事ができそうだから、正直そっちに期待して甘えてる。怖いよう。ビビりだよう。

炭酸水って美味しい。冷蔵庫から取り出すとき一番テンションが上がるのが炭酸水。お気に入りのグラスに注ぐだけで楽しいし。飲むときはもちろん。あれ、グラスが好きなだけじゃないのかというのは禁句ですよ。でも、今日飲むそれに「炭酸水/無糖」と書いてるんだけど、それが「炭酸水/無能」に見えてしゅん。しょうもないことでひとりで笑って落ち込んだ。なにもないような日でも、よく見るといろいろあるもんだ。

今日やろうと思った課題を一切せずに今日が終わりそうになってる。予定通りにやるなんて難しすぎる。きちんとやると決めたことはやりたいけどそんな性格ではない。ゆっくりご飯食べて、ゆっくりシャワー浴びて、頑張ってみたい。

なんだかよく考えるといい日になった気がする6/17。


涙をちょっと小瓶に入れて
光にかざすんだ もう大丈夫

天使 / adieu

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