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信頼が貯まる「器」のはなし

外出自粛期間中は、ここぞとばかりに自所のSNS運用に夢中の駆け出しブランドディレクターのホーリーです。得意技はデザインです。

今年のはじめに、(一財)ブランドマネージャー認定協会に僕と同じくトレーナーとして所属している商標戦略支援の専門家で、ブランド弁理士の土野史隆さん(Twitterはこちら@FHijino )が主催するブランド勉強会に参加しました。

そこで、ブランド戦略でも重要なロゴやネーミングを知的財産権のひとつ商標権で守る必要が、なぜあるのか?という話を拝聴しました。

その中でめちゃくちゃ刺さったのが、「ロゴやネーミングは、企業や商品・サービスの『信頼が貯まる器』なので、商標で守る必要があるんですよ!」という目から鱗の貴重なお話でした。

掻い摘むと、商標権で守られていないロゴやネーミングは、『その大事な器を表に無造作に置いているだけの状態』なのだそうで、価値がありそうだな!とマネされたり、勝手に持っていかれたりしても(商標は早い者勝ち!)、守りきれない危険な状態ということなのです。

最近の実例では、シンガポール発祥のティラミス専門店「ティラミスヒーロー」が、日本での名称を「ティラミススター」と変えざるを得なかった件も。
ティラミススター https://twitter.com/tiramisustar

この話は、自身のクライアントへロゴやネーミングを提案する際にも絶対伝えるべき分かりやすくその価値が一瞬で伝わるたとえだなと感銘を受けました。

先日もブランディング中のお弁当屋さんのオーナーにお伝えした所、最初は「ロゴマークなんて無くても困らないけどなぁ…」とおっしゃっていましたが、この話をした途端に「あ!なるほど!やっと理解できました!」とめちゃくちゃ笑顔に。
ロゴの役割が、オーナーの中で本当の意味で腹落ちした瞬間でした。

はじめてのブランディングでは、慣れない専門用語やフレームワークに、戸惑い迷子になることもしばしば。安心してください。アシストしますよ!笑
そんな中この言葉は、気づかずに迷い込んだブランディングの森の中で見つけた、目的地を指し示す道標になったようです。

それは、その話の後にオーナーから次から次へとアイデアが溢れて、はじめ30分の約束で伺ったロゴの打ち合わせ時間が、結局一時間半も盛り上がってしまったことが証明してくれています。

こちらのオーナー同様、ロゴやネーミングの本来の価値や役割に気づいていない方もまだまだ多いと感じます。しかし、新しい発見をしながら理解を深めていくのもまた、ブランディングの醍醐味だと感じた価値ある一幕となりました。

あ、あなたの大事な『器』、表にそのまま放置していませんか?笑

商標に関してお悩みの方は、ブランド弁理士の土野さんが COO ・ パートナー弁理士を務める商標が、カンタンに、トレル!Toreruへどうぞ!
サイトから、初心者でもカンタンに商標検索できますよ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


TOYPLOTでは、ブランディングで顧客の「らしさ」を磨き、デザインで「よりよく」伝える。「らしく、よりよく。」をコンセプトに、自ずとブランドが育ち、人の心が動く価値あるデザインを顧客と共に目指します!

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