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拝啓、エリック・カール 様
年始は、家族サービスに専念しました。
普段は連休を取ることも難しいため、お正月の期間を活用して娘が喜びそうな場所へと連れていきました。
降車した駅は、「二子玉川」でした。
大学のときに東京に住んでいましたが、家族連れでないと絶対に降りそうも無い駅です。
■ Play Park ERIC CARLE
家族で向かったのは、Play Park ERIC CARLEです。
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![](https://assets.st-note.com/img/1673272040643-SBkmfBHKNR.jpg?width=800)
「PLAY! PARK ERIC CARLE」は、エリック・カールの描く絵本の世界観をテーマとした、国内初のインドアプレイグラウンド施設です。
緑の迷路、ディスカバリーゾーン、アスレチック、オートマタ(からくり人形)、さまざまなワークショップなど、エリック・カールのアートがあしらわれたさまざまなブースを行き来しながら、子どもたちは遊びの中から学びを得ることができます。
一人2,500円という、子ども関連の施設では群を抜いて高い金額を払い、
どんな施設か体験してみることにしました。
そこには、絵本の世界を遊び場にしたような空間で、
子どもはとても楽しそうにお昼を食べることも忘れ遊んでいました。
■ はらぺこあおむし
エリック・カールはアメリカの絵本作家です。
悔しくも、2021年に他界されています。
エリック・カール(Eric Carle、1929年6月25日[2] - 2021年5月23日)は、アメリカの絵本作家[3][4]。
ニスを下塗りした薄紙に指や筆で色をつけた色紙を切抜き、貼りつけていくコラージュの手法が特徴[5]。鮮やかな色彩感覚によって「絵本の魔術師」といわれる。 発表した絵本は40作以上にのぼり、代表作である『はらぺこあおむし』は39か国語に翻訳され、出版部数は5500万部を超えている[3]。
エリック・カールで有名な著書は「はらぺこあおむし」です。
誰もが知っている。一度は読んだことがある本ではないでしょうか。
お腹を空かせたあおむしが、果物やお菓子をむしゃむしゃ食べて、
大きくなり最後は蝶となり羽ばたく、とてもカラフルな本です。
エリック・カール氏の名前は知っていましたが、
エリック・カールはなぜ絵本を描くのかは知る機会がありませんでした。
その意図を知ると、より絵本を好きになり共感せずにはいられませんでした。
■ 子どもたちは、理性と抽象、秩序と規律の世界へ
絵本はたくさんありますが、生涯忘れられない絵本があり、
たくさんの人たちに読まれている絵本があります。
良い絵本とは、子どもたちや大人、社会に対しての普遍的なメッセージがあり、
そこに共感して、読者は様々な角度から考えを思い巡らすことができます。
では、エリック・カール氏は、どのような考えをもって絵本と向き合っていたのででしょうか?
壁に飾られたボードには、彼の自由な発想とその意図について説明してくれていました。
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『私は、子どもたちが人生で初めて家庭を離れ、
学校に行く時期に惹きつけれています。
安心していられる家、遊びと感覚の世界から、理想と抽象、秩序と規律の世界へ。
なんという深淵を子どもたちは超えなければならないことでしょう。
わたしは、わたしの本がその大きな溝にかかる橋に
なってほしいと願っています。』
子どもたちが遊んでいるなか、この言葉を見て私は小学校へ行くときのことを思い出していました。
彼の絵本は、子どもたちの不安と共存し遊び心を忘れないようにしてくれました。
それでいて、社会の厳しさの中にも、希望を見出してくれたのかもしれません。
子どもの笑顔と同時に、私は大人になってエリック・カールの信念を知ったのでした。
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