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小説『妄想アマガエル日記』

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豊田ホタルの里ミュージアムの敷地内に住む小さなアマガエルの日々を妄想して記した日記
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2023年10月の記事一覧

妄想アマガエル日記(35)-10月31日(火)晴れ

「お前、、いったいそれは、、、何やってんだ、、、???」 落ちた朽ち木の残骸を除けながら…

妄想アマガエル日記(34)-10月27日(金)晴れ

「おっ、これは、、、」 与助と小太郎を顔を見合わせた。 そこには、小さな丸い小石や植物の…

妄想アマガエル日記(33)-10月23日(月)晴れ

ニヤニヤしながら与助が小太郎を探していた。 「いったい、どこに行ったんだろう~な~」 「早…

妄想アマガエル日記(32)-10月21日(土)晴れ

「とりあえず、冬を越す場所は決まったことだし、あの建物を登る練習をはじめないといけないな…

妄想アマガエル日記(31)-10月15日(日)晴れ

「ちゃんと食べれたかい?」 与助が小太郎に聞いた。 「あ~まぁ、それなりにな。」 「でも、…

妄想アマガエル日記(30)-10月13日(金)曇り

「どうだった?あの石の下は?」 銀次郎が日出夫に聞いた。 「とっても、よかったわよ♡」 「…

妄想アマガエル日記(29)-10月9日(月)曇り

「着いたよ~」 先頭を歩いていた銀次郎が振り返って、日出夫に言った。 「へ~ ここがあなたたちの暮らしている居心地がいいと言っていた場所なのね!」 「確かに、ここは湿っているし、近くに田んぼがあって小さな生き物も多そうね!」 日出夫が嬉しそうに言った。 「ここの一番上の隙間が与助と小太郎が住んでいて、そこの隙間が僕が住んでいる隙間なんだよ。」 銀次郎が朽ち木を見上げて、指差しながら説明した。 「あら?小太郎ちゃんは与助ちゃんと一緒に暮らしているの?」 日出夫が頭に乗って

妄想アマガエル日記(28)-10月6日(金)晴れ

「話しは聞いたわよ。小太郎ちゃん♡」 「あんた、あの建物を登りたいらしいわね。。。」 「そ…

妄想アマガエル日記(27)-10月4日(水)晴れ

「まったく、なんなんだよ、、、あのヒキガエルは。。」 小太郎は本当に迷惑そうにつぶやいた…