2002年ソルトレイクシティオリンピック


2023.06.18
アメリカ横断15日目。今回のアメリカ横断旅行、第1章はルート66を使い、シカゴにあるルート66の起点を目指し、途中では国立公園群を巡るため、一時離脱があるがこの国立公園巡りが第2章で、そして第3章は、シカゴからカナダに越境、ナイアガラの滝、ワシントンDC、ニューヨーク、ボストンまでの行程で、いよいよルート66から一端離れ第2章国立公園巡りが始まっていた。


ソルトレイクシティにあるライスエクルズスタジアムにやって来た。地図


スタジアムは、ユタ大学のキャンパス内にあると言うよりも、大学施設であり、大学生の為のフットボールスタジアムであり、それを一部改修され2002年冬季オリンピックのメインスタジアムとして機能しました。


スタジアム南側一角にオリンピックメモリアムが作られていたが、その中に日本人の活躍を伝えるものは無かった。調べると、日本勢は地元開催だった長野オリンピックに比べて成績は振るわず金メダルは1個も獲得することができず、男子スピードスケート500 m・清水宏保の銀、女子モーグル・里谷多英の銅の獲得した2個にとどまっていた。日本人選手が軒並み苦しい結果に終わったのは、長野五輪までとの強化費の差が影響し、自国開催の五輪に向けて投入されていた多額の強化費が縮小されていた影響があったようだ。


そんな思い出よりも不祥事が絶えなかった五輪のイメージが今も残り、審判団のアメリカ寄りの不公平なジャッジだ!フィギュアスケートの採点疑惑に端を発して、ショートトラックでは走路妨害として失格させられ、2位のアメリカ選手が金メダルに日本の放送解説者も「これで失格を取られるならば、これまでのレースすべてが走路妨害だ」と放映されていた野を今でも思い出される。


ホームタウンディシジョンはいつの大会でも多少はあるものかもしれないが、今回はひどすぎた、他にもアメリカ寄りと見られた判定が多く目立ったことから巷では、エイブラハム・リンカーンの演説を捩った「アメリカの、アメリカによる、アメリカのための五輪」と揶揄されていた。


アメリカによるアメリカのためのオリンピック?
2030年冬季五輪の招致を検討していた米ソルトレークシティーは、「34年大会を優先する見通しが高くなった」と発表し、また日本においては2030年の札幌五輪は、東京五輪の汚職事件で国民の支持を得られず冬季五輪の立候補取りやめていた。

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