アメリカ横断6日目。アムトラック・バーストーBarstow駅

2023.06.09


アメリカ横断6日目。今回のアメリカ横断旅行は、第1章はルート66を使い、シカゴにあるルート66の起点を目指し、途中では、国立公園群を巡るため、離脱があるがこの国立公園巡りが第2章、そして第3章は、シカゴから、カナダに越境、ナイアガラの滝、ワシントンDC、ニューヨーク、ボストンまでの行程である。

アムトラック・バーストーBarstow駅にやって来た。


敢えてここにやって来たのも、ここには鉄道博物館とRoute 66Mother Road Museumの両方が併設されていたからであった。


このバーストウの「ハーベイ・ハウス」には「Casa Del Desierto」と名付けられ、スペイン語で「砂漠の家」という意味で、荒野を切り開き、快適な旅を提供している鉄道会社の誇りが感じられます。


調べると当初の駅は、1885年に建設されたが1908 年に火災で焼失、以前の駅の代わりにアッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道によって1911 年に建設されたのが、このハーベイ ハウスであった。

1800 年代後半の列車には食堂車などの設備がなかったため、約 160 マイル離れたところに食事を出来る施設を建設し、長旅する乗客に食事を提供する必要性から建てられていた。

この建物はスパニッシュルネサンスとクラシックリバイバルの建築様式を融合したもので、独特の景観を醸し出し、その外観は赤いタペストリーレンガとベージュの人造石で施されている。


およそ 1920年代から 1940年代にかけての鉄道旅行の最盛期には、30分おきに列車が到着し、食事を取ったり、又列車乗り換えのため大変賑わったそうだが、そんな賑わった時代もすでに過去の話で、今は訪れる人も少なく、静かに余生を送っています。駅舎は改修されていて、一部は商業用や事務所などに賃貸を始めています。駅の目の前は旧貨物ヤードはとても広大であるが、近年この駅前ヤードは2キロ西に新ヤードが作られたため荒涼とした構内だけが今も残されている。


ハーベイ ハウス自体が博物館であることに加えて、建物内には3 つの博物館があり、鉄道博物館、宇宙通信情報センター、ルート 66博物館で、2階には宇宙通信情報センターが設置されていたが、経緯などは解らなかった。


そして、かつてハーベイハウス駅のレストランがあった美しい部屋を見ることが出来た。このカサ デルデシエルトは1975年に国家歴史登録財、1976年にカリフォルニア州歴史建造物に登録されていた。1992年の地震で大きな被害を受けたが再構築されました。


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