見出し画像

第5回 Creators’ Lounge 法人化|トロントの多様性をクリエイティブに楽しむ

 前回のコラムではカナダミュージシャンの日本ツアーを開催した時の事について述べました。今回は弊社『Creators’ Lounge』が法人化した時の話をしたいと思います。

画像1

「まさか自分達が法人化するとは」これが正直な当時の気持ちでした。

 私は『Creators’ Lounge』(以下CL)という組織を、クリエイターやアーティストの表現の場を作るということをミッションに、また彼らの活躍の場を増やすということをビジョンに活動してきました。そして嬉しいことに我々が作り上げてきた表現の場へ多くの方々にお越しいただくようになり、同時に様々なお話が舞い込むようになってきました。

 企業会議室のレイアウトに『CL』に出ている写真家の作品を起用したいという話や、『CL』に出ているミュージシャンに企業パーティーに出演してもらいたいなど。「場」を作り続けることにより、まさにクリエイターやアーティストの活躍の場が広がっていったのです。ただ突然のクライアントワークに追われた私達は作業に追われ、肝心の法人登記手続きを全くしておりませんでした。

 そしてある企業から支払いを小切手でしたいと言われた際に私達はその事実に気づき、その日の深夜から法人登記をインターネットで行い、明け方に無事に登録が終了。その日の朝に銀行に法人アカウントを作りに行くというバタバタでの法人化スタートでした。

 様々なご縁により法人化となった『CL』。私達のチームは多様性に溢れており、それだからこそぶつかり合ったことも正直あります。また突然の法人化によりビジネスプランを急遽作るなど、別視点のロジックがマネジメント側に求められ始めました。

 次回は、法人化後に訪れたビジネスとフレンドの境界線やマネジメント同士のコミュニケーション事情について語りたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?