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ちょっぴり不安な恋する夜に

拝啓

真っすぐ誰かに恋しているあなたへ

好きな人と目が合った
挨拶してくれた
笑いかけてくれた
手を振ってくれた

いつもより沢山LINEができた
おそろいのスタンプを使ってくれた
初めてあだ名で呼んでくれた
「また明日」と言ってくれた

誰かを好きになると
こんなにも毎日が色鮮やかで
心がうきうきわくわくして
毎日が遠足前夜みたい

そう語るあなたの頬は紅潮し、目はキラキラしていた

でも、時々ふと不安になるんだ

本当に彼女いないのかな?
私のことどう思ってる?
ただの友達?
こんなに連絡したら迷惑?
社交辞令だったらどうしよう…

彼自身から直接何かを言われたわけでもないのに
気付けばネガティブな思考がループしてる

楽しみにしていた遠足が土砂降りの雨に見舞われた気分だ

でも、彼はそんなことを思う人かな?
あなたの恋する相手は、そんな人なのかな?

答えは聞くまでもない

実はね、あなたがその人を好きになった時点で
「僕を見て」っていう彼からのサインなの

好きになったこと自体にちゃんと意味があるの

彼を好きになってから、
あなたはもっと可愛く見えるように沢山努力したし
苦手だった勉強も頑張った

勇気を出してメッセージを送ったり
彼の好きな音楽を聴いてみたり
さりげなくチョコレートの差し入れをしたり…

毎日がどんどん輝いていったよね



彼も、あなたに格好いいところを見せたくて
ちょっとだけ背伸びして頑張っていたの気付いてた?

あなたからの可愛いメッセージから元気をもらって
自分の好きなものに共感してくれるあなたが嬉しくて
さりげない心遣いに励まされて癒されたり…

そんな彼の姿、ちゃんと知ってあげてほしいな。

だって、得体の知れない想像で不安にも幸せにもなれるなら
幸せな想像をした方が何倍もお得じゃない?

恋する力って、とってもとってもすごいんだよ。

だから、明日も自信を持って。
胸を張って、恋せよ乙女。

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