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「新しい生き方」のロードマップが、1時間で読めるストーリーに『まんがでわかる LIFE SHIFT 2』

今回は、人生100年時代の行動戦略『まんがでわかる LIFE SHIFT 2』をピックアップします。

「人生100年時代」、確実にやってくる超・長寿社会。テクノロジーが急速に発達するなかで、社会も人々の考え方も、生きるために必要なスキルも刻々と変化し続けています。そんな社会の進展が、仕事、家族など、私たちのこれからの暮らしにもたらすこととは? そして、10年後のあなたはどうなる?すべてのヒントが詰まった1冊をお届けします。

「ライフシフト」の大事なエッセンスを1時間で

本書は、昨年11月に刊行され、長寿時代を息抜きための行動戦略を提示した『LIFE SHIFT2』をコミック化。東京で働く35歳の主人公が、人生の選択に葛藤する様子を描きます。

主人公・大輝は、35歳のビジネスパーソン。転勤族だけど、まじめに会社に貢献してきたおかげで、上司からの評価も上々。一方で、妻と幼い娘には「俺の仕事人生のせいで我慢を強いているのではないか…」という罪悪感も。またしても海外転勤の話が話が降ってくる。家族か、生活か、大輝の選択はーー?

「3ステージ」から「マルチステージ」へ

この150年間、人間は平均寿命を大幅に上昇させてきました。先進国で生まれる子どもの、「100歳以上生きる確率」は50%を超し、現在の80歳は、20年前の80歳に比べて病気を患っている人の割合が小さいといわれています。

それと引き換えに、私たちは長く働き続けなければならなくなりました。ただし従来通りの「教育」→ 「仕事」→ 「引退」という3ステージでの人生設計は、機能しなくなりつつあります。単にフルタイムの「仕事」の ステージを延長するだけでは疲弊してしまうでしょう。

これからの私たちに必要なのは、3ステージの人生ではなく、マルチステージの人生です。学び直しや新しいスキルの習得をくり返し、一人ひとりが多様な生き方を模索していかなくてはいけません。3ステージからマルチステージの時代へ 。これが「ライフシフト」です。

「新しい生き方」のロードマップを描くために

いままさに変化を強いられている人も、まだ将来のことは漠然としか考えていない人も、「学び続ける」「挑戦し続ける」ことがもっとも重要だ。長い人生を自由に歩むためには、変化になすすべもなく巻き込まれるのではなく、自発的に「ありうる自分の姿」を選びとっていく姿勢をもとう。あなたの描いたストーリーが、実際の人生をつくっていくのだから。(「エピローグ」より)

3ステージの人生では、各ステージ間の移行のタイミングがはっきりしていました。一方、マルチステージの人生に社会規範のような明確な道路標識はないため、自分自身で考え、学び続ける姿勢が大事になります。本書を読んで、「ライフシフト」の一歩を踏み出してみませんか?


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