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疲れがとれない人必見!寝るだけではない「攻めの休養」について徹底解説『休養学』

今回は、『休養学』をピックアップします。

「いつも体が重い」「寝ても寝てもだるく、疲れがとれない」・・・
これらの悩みに共感する人も多いのではないでしょうか?
しかし、現実では仕事や家事で忙しく、ゆっくり休めない、周りが取っていないから有給申請しづらい、など、「疲れたら休む」という当たり前のことができない状況が起きています。
そこで、本書を読めば、なぜ疲れるのか?について理解し、7種類の休養方法を組み合わせることで最適な休み方を見つけることができるはずです

日本人の8割が疲れている

突然ですが、あなたは今、疲れていませんか?
日本リカバリー協会によると、実はここ数年、日本人全体の約8割が疲労を抱えており、下の図のようになんと若い女性に至っては、9割が疲れている状況です。
さらに驚きの数字として、疲労による生産性低下の経済損失は1.2兆円以上と算出されています。

日本の平均睡眠時間は7時間22分で、OECD加盟国の中で最下位です。一方で、平均労働時間はOECD加盟国平均よりも145時間少ないのです。
この結果を見ると、どうも日本人は休みの日数が多い割に、ちゃんと休めていないようです。だからこそ、今一度、休養の大切さを認識し、自分で疲労をコントロールしていく必要があるのです。

寝るだけでは不十分!「攻めの休養」

私たちの休養のとり方は、「活動→疲労→休養」の3つをグルグル回ってます。しかし、このサイクルでは、疲労によって減った体力を戻すには不十分です。
本書では、このサイクルに「活力」という要素を加え、新たな休養のとり方を提案しています。下の図は新たな休養サイクルのイメージです。

さらに、活力を得られる7つの休養モデルも紹介しています。実際に、休養モデルの1つである「運動タイプ」の休み方と「活力」を高められない休み方を見比べてみましょう。

休養モデル:「運動タイプ」
例)昼間に軽いウォーキングを行う、体のストレッチをする

「活力」を高められない休み方
例)1日ずっと寝ている、疲れるまで運動する

このように寝るだけではない「活力」を取り入れた攻めの休養で、もっと積極的・主体的に休むということを実践してみてはいかがでしょうか。

新しい「休み方」を始めよう

ここまで読んでいただけたらわかるように多くの日本人が疲れています。さらに、現代人はインターネットの普及により、今まで経験したことのない種類のストレスや疲労に直面しており、従来の休み方では、疲労がうまくとれない恐れがあります。

そこで、本書で紹介されている、活力が得られる7つの休養モデルを、ご自身のタイプに合わせてうまく組み合わせながら、「疲労したから休むのでなく、疲労しそうだから先に休んでおく」、そんな新たな休み方を始めていきましょう。


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