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仕事ができる人の「空白時間術」:戦略的に何もしない「ホワイトスペース」とは?

今回は、『WHITE SPACE』をピックアップします。

やることを増やすほど、予定を埋めるほど、「何かをやっている」気にはなれるけれど、生産性も創造性も落ちるーーそう分かっていても、ついつい私たちは「空白」を恐れ、予定を入れてしまいます。しかし、「空白」とは本当に恐れる存在なのでしょうか?
今日は、この「空白(ホワイトスぺース)」を味方につけ、仕事と人生を最大限に楽しみながら過ごすための一冊をご紹介します。

戦略的「何もしない」時間術とは?

悲しいかな、私たちはあまりに忙しすぎて、その忙しさから抜け出すことができない。寝つけない深夜の布団の中だけが、その日唯一の予定が入っていない、考えにふける時間を授けてくれる。

そこで筆者が見つけた解決策が、「ホワイトスペース」と呼ばれるもの。1日の中に考える(ひと息つき、内省し、計画し、創造する)ための自由な時間を設ける、というアイデアだ。
長いか短いか、計画的にとったか偶然空いたかはともかく、それはスケジュール外のオープンな時間であり、日々の活動を「戦略的に休む」ことで手に入る。

誰でも、一日の中のほんのわずかな時間を割くだけで、ホワイトスペースが手に入り、心の平穏や内省、思考や創造のための時間を生み出せるのだ。

「第1章」より抜粋、編集

4つの「戦略的小休止」を活用しよう

数々の研究からも、「小休止」は人々のパフォーマンスや創造性、スタミナを高めることが証明されている。そしてこの「小休止」は、目的によって次の4つに分類できる。

・回復のための戦略的小休止
・削減のための戦略的小休止
・内省のための戦略的小休止
・構築のための戦略的小休止

たとえば、3つ目の「内省のための戦略的小休止」は、自分の仕事に客観性を与えたり、最初のアイデアを深めたりするときに、一歩引いて考える時間を与えてくれる。誰にも邪魔されずに決断したり、自分のまわりや内側で起きていることを理解したりするための時間でもある。

こうして日常にホワイトスペースを取り入れていくと、忙しさは自慢できることではなく、単なる機能不全の一種だということに気づくことができるだろう。今、自分に足りていない「小休止」はどれだろうか?

(「第3章」より抜粋、編集)

忙しさを克服して、最高の人生を手に入れる

他にも、すぐに使える具体的な仕事の効率化テクニックも惜しみなく伝授しています。

・送る人も、受け取る人も楽になる超効率メール術
・個人と組織のパフォーマンスを最大化するコミュニケーション術
・集まる意義とメリットのある会議術
・ホワイトスペース流、最強のチームの作り方...etc

ただし、ホワイトスペースのゴールは、単に仕事の効率化ではありません。ホワイトスペースを作り出すことで、自分にとって「仕事以上に大切なもの」へと目を向けられるようになることです。
本書を手にとって、ホワイトスペースのある生活を今日から始めてみませんか?

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