フォローアップとエンパワメントの重要性について

これは大学卒業後に1社目から2社目に転職した時の話を書くつもりが、いろんな方向に話が進みました…長文ご容赦ください)


フォローアップの重要性

大卒後の新卒1社目の会社は実はOJTもままならないうちに現場に放り込まれて、自学自習に委ねるような企業でしたが、2社目の外資系企業は違いました。

週1回メンタル面を含めたフォローアップの面談機会があり、難しい仕事や会議の後はわからないところをいくらでも聞いていいよ!って時間があり、決して威圧感もなく、上司もイケメンで笑顔たっぷりで(笑)安心して質問したり、悩みを聞ける空気を出してくれていて助かりました。

だけど退社

だけど6ヶ月でやめました(汗
まぁ性別適合手術の順番が回ってきたのと、東日本大震災があったのと、任期満了を突然宣告されたのと…色々重なりすぎたのもありました。

LGBT社員を雇って、それを広告塔にしたかった感じは見え透いていたんです。
それ以外の部分で採用してくれたと思いたかったけど、実際はいわゆる社内ニート状態だったので、そう考えてしまう部分もあります。

だからすごく働くことに後ろ向きになってしまったのもあります。
こちらもトランスジェンダーであることを売りにしたのはあるのですが、初めて障害者を採用したとも言われ、そんなこと言われても…と思ったり。

やはり実力をつけて、そこを評価してもらえる会社に勤めなければ、自分自身が納得できないな…と思いました。

だからこそB型での「人生やり直し」はまだ始まったばかりだけどもね。

好きだったファン活動の見合わせ

ずっとインディーズのファン活動をしていました。
途中中抜け期間もあるのですが、高校時代からなので累計15年くらいでしょうか。

ただその歌手へのフォローアップ体制に若干「?」と感じることが多々ありました。これこそ今日の本題ですが、ある歌手さんへのプロデューサーがフォローアップどころかからかって「いじり?」という感じで、ちょっとこれもやりすぎでは?と思うことが多々ありました。

たまに込み上げて涙することや、ライブ配信中に歌えなくなってしまうことがあったり。そういうときこそ、必ずスタッフ間で「ちょっと疲れているのでは?有給休暇で余暇を楽しんできては?」とか「ここを乗り越えると見える世界が変わってくるよ、でも辛い時やサポートできることがあったらなんでも言ってくださいね」って声かけが大事だったんじゃないかな?と日々思うことがあって。

もちろん日頃からこういった声かけが不要なくらいのコミュニケーションが交わされてることが、組織の一番大事な根幹だと私は思います。

そこが「大丈夫か?」って思うことが多くて、危なっかしくて見てられなくなってきたのも大きく、私自身も1社目でほぼフォローアップなしな会社に勤めていた経験もあり、思い出すところもあるんです。

あったかいリゾットの思い出

大学生の時、親もお小遣いをくれない家だったり、そもそも男性から女性にシフトしてる真っ只中、本音はアルバイトもしたくなかったけど、そんな中で初めて女性として仕事に就いた時に今でも忘れないのは「これさ新作でこんどお店で提供しようと思ってるんだけど、まずは君に味見してもらって意見をバンバンいって欲しいのよ。頼んだね!」とトリュフがけのリゾットをご馳走してくれた店長のことは一生忘れません。

辛い時のあたたかいごはんってすごい救われるんです。
まだ性別適合手術前で思うように生きられなくて辛い時期でもありましたが、あの一杯の温かいリゾットの思い出は、いまでも辛い時にふと思い出して、渦中でも手を差し伸べてくれる人はいるよ!って支えになっています。

クライシスが訪れても

それでも逆流性食道炎が悪さをする日もあり、今の執筆時点でも今週は消化器内科で薬もらってくるかな…な状態ですが、一番強い薬を飲まなきゃってほどでもないんです。弱めの薬で最悪の事態から早めに遠ざかっておこう!って早め早めの対策をしとこうかなって感じで。

自分自身でできる心身の保護や衛生整備も大事ですが、常にサポートがある状態づくりもまた大事だと思います。私はクラインフェルター症候群や双極症を通してたくさんの医師や当事者団体とのつながりがあることが支えで、それが初めてのことで一時的に大きなハードルに見えることも協働で乗り越えようとすることができているような気がします。

そういう二人三脚感ってすっごく大事だと思うんです。
だからこそできっこないことが出来るようになって行ったりもする。
自分自身が大きく成長することになるかもしれない。
失敗しても、このやり方では失敗になるということがわかっただけで他のやり方で回避できるかもしれない。

先ほどの逆流性食道炎で吐いてしまうことも多かったのですが、その恐怖心から乗り越えたのも、実は大好きな歌舞伎町のゲイバーのママたちの配信で、「お付き合いで飲んで吐いちゃうわよ。でもそれを過ぎるとスッキリしない?」と。あー確かに経口補水液がどんどん飲めるようになって、いつの間にかラクになってる。今はあまり救急車を呼んで、点滴を打ってもらうようなことも無くなったかも。そんなことに気づいたり。(でもそれで人間ドッグをやって、逆流性食道炎の疑いや診断が出ないママたちはどうなってるんだろう笑)

人生の舵を自分自身で握るために

一寸先は闇じゃないですけど、私もすごく狭い見方をし続けていたら、ニューハーフとして飲み屋で働くしかないかな?って思ってたんです。でも人付き合い苦手だし、それは避けたいから一生懸命自分が受け入れられるような、安売りに徹してきちゃったな…って思うところがあるんです。

そういったところにフォローアップという形で介入される機会があるだけでも、人生は上向いたりすると思うんです。隙があるというか、話しかけやすい雰囲気を持ったり。先日zoomをしていたときもほとんどしゃべらないけど、話しかけられたらどんな話題でも答えられる人がいました。その人の引き出しの多さ、すごいなぁと思いました。引出の数も大事ですね。

終わりに

なんだか色々脱線してしまいました。
まだまだ支えられたいんだなって思いましたね(笑)
頑張りすぎない程よさって難しいですね。命題かもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?