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【参加レポート】第5回 移住者交流会 in 氷見市(2023/2/18)

とやま移住note管理者スタッフの一人「S」と申します。
今年度最終回の第5回移住者交流会が2/18(土)、氷見市にて開催されましたので、その模様をお伝えします。幅広い年代の皆さんが富山に移住をしてからの「そのご」の話を交え、ざっくばらんに交流を深めました。

【参考】
第1回交流会(立山町開催)のレポートはこちら
第2回交流会(南砺市開催)のレポートはこちら
第3回交流会(富山市開催)のレポートはこちら
第4回交流会(黒部市開催)のレポートはこちら

今回の開催地は氷見市(ひみし)。
氷見市は富山県の西側の端っこ、富山湾に面し、能登半島に隣接しています。背後には三方向を山々に囲まれた、海あり、山あり、自然豊かなまち。ブリや白エビ、ホタルイカなど豊富な海産物が獲れることでも有名です。

案内人の3名が皆さんにご挨拶。

まずは、氷見市漁業文化交流センター(ひみの海探検館)にて集合。
運営スタッフより、一日の流れを紹介。
本日のまちなか散策を案内してくださる氷見市移住定住促進課の竹添さん、氷見市IJU応援センターの藤田さん、北条さんからご挨拶をいただきます。

氷見市まちなか散策

3チームに別れて中央町付近をメインに散策します。
中央町商店街は若い世代の移住者が多い地域でもあり、新規開業をした飲食店やショップが多くみられます。

こちらはシルクスクリーンの体験ができるお店の前での一コマ
商店街に新規創業されたお店を一軒ずつご紹介していただきました。

ガイド役の竹添さんが、地図を片手にお店の特徴や隠れた名店、商店街の歴史などを説明してくださいました。
まちの真ん中にある中央町商店街は約2㎞にわたり「防火建築街区」で構成されています。かつては賑わいがあった商店街も、近年は空き店舗や空き家が目立つようになりました。建物の維持管理に困っている家主と、新規開業をしたいという移住希望者の間に「氷見市IJU応援センター」が入り、空き店舗や空き家の有効活用を実現させています。

商店街には屋根があるので、雨の日でもお買い物を楽しむことができます。
ビルの一階はピロティがあり、市民の憩いの場としても利用されているそうです。

商店街の角にあるレトロな雰囲気で一際目を引く3階建てのビルの中には、ゲストハウスやカフェが入居しており、いずれも移住者の方が新規開業しているそうです。

商店街の路地裏の通りに入ると民家が立ち並んでおり、その中には昭和以前に建てられた古い家がいくつも残されています。

古民家が当時の造りのまま残されています。

今回まち歩きをした商店街周辺は古き良き時代がそのまま残っている、どこか懐かしい印象のまちでした。そのまちの古い建物や雰囲気を生かしながら、かつての商店街の活気を取り戻そうと地元の方や移住者が一致団結している様子が伺えました。

交流会

まちなか散策を終え、再び氷見市漁業文化交流センターに戻ってきました。
今回、フード・ドリンクを手掛けるのは、氷見市内で飲食店「サカナとサウナ」を営む店主の近森さん。お手製のお魚のサンドイッチ(2種)とオリジナル酵素ジュースが振舞われました。
近森さんも実は東京からの移住者。旅行で訪れた氷見のあまりにも新鮮な魚に一目ぼれし、氷見に移住してお店を開業したという、情熱的な方です(屋号の「サカナ」と「サウナ」は、近森さんの好きなもの、とのこと)。

ハード系のパンで挟んだスパイスのきいたツナサンド、照り焼きのお魚のサンドの贅沢な2種類のサンドイッチ。酵素ジュースはフルーツの甘さと炭酸がすっきりしていてスパイシーなお魚サンドイッチとよく合います。
美味しいサンドイッチをほおばりながら、順番に自己紹介をしていきます。
富山への移住のきっかけや、今日の交流会への意気込みなどを交えながら簡単にご挨拶。皆さん、移住のきっかけは様々ですが、富山が好きで楽しく暮らしている様子が伝わってきました。

各テーブルでも様々な話題が飛び交い、終始和気あいあいとした雰囲気で話が弾んでいました。
続いては、お魚解体ショー。
この日の朝、幸運なことにブリが水揚げされたとのことで、近森さんに新鮮なブリを捌いてもらうことになりました。

立派なブリ。
慣れた手つきでブリを捌く近森さん。

捌き方のポイントを説明しながら手際よく頭を落とし、半身にして刺身用の節になるまで捌いていきます。
一口大に分厚く切り分け、2種類のカルパッチョの完成です。なんとも贅沢!

大皿に豪快に盛り付けられたカルパッチョ。
身は分厚くてプリプリ。食べ応えたっぷりで大満足。

氷見市漁業文化交流センターについて

氷見市移住定住促進課の竹添さんより、今回の移住者交流会の会場となった氷見市漁業文化交流センターについてご紹介いただきました。
元々この場所は道の駅として利用されていましたが、すぐ近くの「ひみ番屋街」に、道の駅機能が移設。その後は遊休施設になってしまいました。せっかくの施設を活用しなければもったいない、という地域住民からの声を受け、地元の漁師さんたちから無償で提供していただいた漁船や漁具などを展示し、氷見の漁業や食文化を学べる施設に生まれ変わりました。また、館内では「氷見の漁師体験」をテーマにしたVR映像を大画面で楽しめるシアターや音響設備も整っているので、ライブ会場として使用することができるそうです。もちろん、今回の交流会のようなイベントにも利用可能です。
大人も子供も楽しめるこちらの施設は入館料無料。氷見に遊びに来られた際は立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。

大画面で映し出される漁の様子は臨場感に溢れ迫力満点です。

最後に

締めに富山県地方創生局ワンチームとやま推進室/地方創生・移住交流課/移住・交流促進担当の松本さんよりご挨拶。

中には、5年ほど前に開催された移住者交流会がきっかけでお友達になった方たちが、出会った当時が懐かしいとのことで今回足を運んでくださった方もいらっしゃいました。
参加者の皆さん、富山での暮らし、子育て環境、食べ物の美味しさ、自然豊かな魅力、富山の良いところ、風習に驚いたこと、冬の過ごし方、戸惑っていることなど、話題は様々でした。お互いに意気投合された方が連絡先交換をしている様子も伺え、和やかな空気に包まれたまま、無事に終了しました。
交流会をきっかけに、お友達や地域の交流の輪が繋がっていってほしいと思います。

最後にご参加いただいた皆さんと手で魚の形を表して記念撮影。
(記念撮影のため、マスクを外しています)

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