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富山での暮らし 〜日常にある食品スーパーマーケット〜

1.財布にいつもプリペイドカード

みなさま、こんにちは。
このとやま移住ブログの中で「富山での暮らし」を担当しています、フリーライターのmakiと申します。

「暮らし」といえば、真っ先に浮かぶのが「食」です。
日々の食に、地元の食品スーパーマーケット(以下、スーパー)は欠かせません。

見出しの画像は、それらのプリペイドカード(私物)。
ご存知の方も多いと思いますが、支払い時にポイントがつくというお得なもの。
ちょっと調べて見たところ、スーパーがこのようなカードを導入しているのは全国的な流れのようで、富山でも導入しているところがたくさんあります。
毎日の暮らしに必要なものを買うので、「よし、ポイントを貯めるぞ!」と意気込まずとも、気づけば自然と貯まっているところが、このカードの良さ。
現金をチャージできるタイプは、残高が想像より残っていたときに、ちょっとした喜びに浸れるのがいいところかもしれません。
富山のスーパーのプリカ、そっと財布にしのばせてみてはいかがでしょうか。


2.砺波市は、住みよいまち

本題に入る前に、ちょっと前置きを。

私の活動拠点である富山県砺波市は、2017年の「住みよさランキング」(※注)では全国で第2位に選ばれた街なんです。
とちょっと自慢してみました(笑)。
位置的には、同県富山市と石川県金沢市のほぼ真ん中あたりといえば、わかりやすいでしょうか。
高速道路を利用すれば、どちらも片道約20分と大体同じ時間で移動できます。

その市内のほぼ中心地から車で約15分の距離に、私の住処がありまして。
帰路につく際には、近道ルートを通ればスーパーが2つ、幹線道路ルートなら5つあります。
この数が多いのか少ないのかは分かりませんが、個人的には充分。
閉店時間が21〜23時と幅があるので、遅くまで働いてしまったときでも、食料をしっかり買えるのです。

(※注)東洋経済新報社が全国の都市を対象に毎年公表


3.富山(砺波周辺)のスーパー事情

さて、本題です。
スーパーに詳しい方にお話を聞いてみたいなと思い、県内でのスーパー勤務経験のある方にインタビューしました。
道の駅庄川の東駅長です。

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1976年南砺市出身の東亮輔さんは、鹿児島県に6年、喜界島に10年移住していたというUターン経験者で、喜界島の喜界島観光物産協会に勤める前は島内トップクラスの売り上げを誇るスーパーでアルバイトをしていたというユニークな経歴の持ち主なのです。


―いきなりですが、富山のスーパーの特徴を教えてください。

東さん 道の駅の周辺地域には、富山県の企業が運営しているスーパーが多いですね。他県の都市部では、例えば「成城石井」のようなセレブ向けから庶民的なお店までというふうに多様性がありますが、富山の場合は品揃えも品質も価格帯もわりと似通ったお店が多いので、立ち寄りやすく買いやすいのではないでしょうか。もちろん、すべてのお店に当てはまるわけではありませんが、基本的にはあまり違いがないところが特徴かもしれませんね。


―ほかにも富山らしいなと思うところはありますか?

東さん 富山は共働き世帯が多いので、夕方になるとお惣菜の品揃えが豊富になるお店が多いですね。あと、車で行かれる方が多いので、駐車場の広いスーパーが増えてきたなと思います。話がやや逸れますが、最近はスーパーのすぐそばにドラッグストアが建つことが多いので、合理的に買い物をすることができますよ。


―富山に移住された方を取材した時、スーパーの魚のおいしさに感動したというお話を何度か聞いたことがありますが、それはなぜですか?

東さん 富山湾で水揚げされた魚は、朝早くに漁港でセリにかけられ、その日の昼前にはスーパーに並ぶんですよ。地物の魚のほとんどが県内で消費されているので、とれたて新鮮なんです。だから、感動されるのかもしれませんね。価格も手に取りやすいですし。地物の魚が多いことが、富山のスーパーのすごさかもしれません。


―豆腐や和菓子なども地元のものが多いイメージがありますが、反対に県産の野菜や果物はあまり多くないなという印象があります

東さん 野菜や果物は、県外に出荷されることが多いんです。野菜は自家栽培されているご家庭が多いのかもしれませんね。


―夏野菜を作っている人が多いですね。私もたまにおすそ分けしてもらえます。その文化も富山のいいところですね。

東さん ですね。ご近所さんとの距離が縮まる、いい文化です。あとは、新聞に折り込まれるスーパーのチラシも、いいコミュニケーションツールになると思いますよ。今日のお得な商品とかを話題にすれば、盛り上がるかもしれません。


―富山への移住をお考えの方に、スーパーに関するおすすめがありましたら、ぜひ!

東さん スーパーは、その土地の味付け、味の傾向を知るのに便利です。まずは惣菜を購入して味わってみてはいかがでしょうか。特に煮しめは、地域によって濃さが違うような気がしますので、お試しください。口に合えば最高ですが、あまり合わなかったとしても、自炊などいろいろな方法がありますしね。ちょっと話が逸れますが、僕が移住していた時は、行きつけの店に自分専用の醤油を置かせてもらっていました(笑)。さまざまな方法で富山を楽しんでもらえたら嬉しいです。


東さん、ありがとうございました!
2022年1月に掲載予定の「道の駅特集」でも再登場いただく予定ですので、お楽しみに!


番外編「道の駅庄川・東駅長の思う富山のいいところ」

「台風や地震などの自然災害が少ないところですね。自ずとそれによる二次被害も少ないので、安心して暮らせます」



[ライタープロフィール]
maki

上坂さん3

富山県砺波市を拠点にライター、コピーライターとして活動しています。写真は、この取材前に食べたもので、道の駅庄川で販売している「えごまうどん(温)」。県産エゴマ入りのなめらかな麺は、1度食べるとクセになります。「庄川温泉郷商店」(https://shop.shogawakyou.com)でも購入できますよ。

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