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<ポテンシャルの高さはピカイチ!>富山市山田地域へ農村宿泊体験に行ってきました

富山市山田地域とは。(詳細はこちら
富山市の南西部に位置し、中央を南北に流れる山田川を挟み、標高100m から1,000mに集落が点在する人口は約1,377人、世帯数419戸、集落数23集落(令和2年8月調べ)の日本海側特有の気候を有する中山間地。
移住者は少しずつ増え、地域おこし協力隊任期満了後の定着率も高い。
富山駅から約40分でたどり着く、自然豊かな場所です。

新鮮な農産物や加工品が購入できる やまだの案山子

---1日目 集合と本日の宿

今回の農村宿泊体験の集合場所は「山田の案山子」(やまだのかかし)
こちらは、新鮮な農産物や加工品が購入できる直売施設。
新鮮な朝どれ野菜をはじめ、山菜や木の実、キノコなどの自然の恵みも豊富。さらに地元のお母さんたち手作りの美味しいお惣菜や加工食品も販売されています。
朝9時の開店と共に地元の方は勿論、様々な地域から来られたお客さんで賑わっています。

元は民家だった建物を再利用した民泊施設「雪つばき」

車で移動すること約5分、本日の宿泊先「雪つばき」へ。
こちらは山田地域福祉事業所でもあり、民泊施設としても利用できる場所。今回の農村宿泊体験を企画運営をしてくださる山田地域の皆さん、本日の参加者が集まり、まずは山田地域の概要説明、自己紹介とタイムスケジュールを共有。なんだか楽しそうな内容でワクワクしてきます。

山田地域の眺望スポット オンガクタパノラマ農園

---眺望スポット オンガクタパノラマ農園

標高約500メートル山頂の農園にはジャガイモが植えられており、中山間地ならではの寒暖差と赤土が育むジャガイモはねっとりと甘いそう。
ここの自慢は何といっても景色の良さ。この日は青空が広がり、東には立山連峰の山々、北には富山湾と能登半島の先端までくっきり見えました。西は砺波平野の散居村、北は里山の山々が見える、まさに360度絶景パノラマ。

地元のお母さんたち手作り弁当と立山連峰をバックに

---お昼ごはん

地元のお母さんたち手作りのお弁当をいただきます。
富山のソウルフード、とろろ昆布のおにぎり、ふきのきんぴら、特産のジャガイモで作ったコロッケなど、山田地域で採れた美味しいものがぎゅーっと詰まっています。
絶景を眺めながらいただくお弁当の味は格別でした。

かぼちゃの種は“くりりん”と“白爵”の2種類をまきました

---かぼちゃの種まき体験

あらかじめ地元の方が準備された畝に、2人1組で穴をあけ、そこに種をまいていきます。1時間ほどで作業は終了。収穫は9月頃の予定とのこと。収穫が楽しみです。
「収穫までに何度も畑を見に来ていいがよ。何べんでも来られ!(富山弁)」<訳:収穫までに何度も畑を見に来ていいよ!何度でも来てね。>と優しいお言葉。

日当たりが良くすくすく育った太くて立派なワラビが採れました

---山菜収穫体験 ワラビ採り

収穫しながら、地元の方や参加者同士でワラビの料理方法を教えあったりと終始和気あいあいとしていました。

いろんな種類の山菜をいただけるなんて、とても贅沢ですよね

---夕食と地元の方たちとの懇親会

お昼のお弁当同様、地元のお母さんたちの手作りのおかずが並びます。山菜の昆布締めをはじめ、山菜料理がずらり勢ぞろい。どれもこれも美味しくて、ついつい箸が進みます。地元の方たちは皆さん親しみやすく、地域のこと、今日の体験の話など様々な話題で盛り上がりました。

初心者でも登りやすい牛岳

---2日目 ブナ林散策と牛岳登山

登山道は綺麗に整備されており、初心者にも歩きやすい道。新緑の木々が清々しく、可憐な花をつけた高山植物を愛でながら楽しく歩き、1時間ほどで山頂へ。山頂から見える景色もまた360度のパノラマ。北には富山湾、西の石川県側には霊峰白山、東には剱岳や立山連峰など北アルプスの山々が広がります。

苗の植えかたを教わりながら、みんなで作業しました

---てっぺん農園にてサツマイモの苗植え体験

畝に穴をあけ、苗を一本ずつ植えていきます。地味な作業ですが、足腰が痛くなりなかなか大変。最後に水やりをして作業終了。

---最後に

今回の農村宿泊体験を企画運営された山田地域代表の方から「今回は山田に来てくれてありがとうございました。夏も秋も違う企画考えとっから、またどっだけでも来て!(富山弁)」(訳:今回は山田に来てくれてありがとうございました。夏も秋も違う企画を考えているので、またたくさん来てね!)
お土産にワラビの昆布締め、シャクヤクのお花をいただき、解散しました。

---体験後記

1泊2日の農村宿泊体験は、盛りだくさんな内容であっという間の2日間でした。わずかな時間でしたが、農作業を体験してみて、改めて体力のいるお仕事だなと実感しました。毎日ここで農作業をされている皆さんには頭が下がります。
空気が綺麗で、景色の良い環境で伸び伸びと育つ野菜や米は中山間地域ならではの寒暖差と赤土のおかげなのだと学びました。
山田地域では耕作放棄地が増えることを防ぐ取り組みもしており、新たに農業を経験してみたいという方へは地域で受け入れられやすいということも知りました。
地域の人たちはとても親切で世話好きな方が多い印象。移住定着率が高いのも頷けます。
豊かな自然、美味しい食、人の良さ、そんな三拍子揃った山田地域は富山駅周辺の賑やかな場所から40分程度で行ける場所です。皆さんもぜひ、山田地域を訪れてみませんか?
先輩移住者から移住体験談を伺うこともできますよ!

今回の農村宿泊体験を企画運営いただいた山田地域の情報はこちら
富山市山田地域では、農村宿泊体験を通年で行っています
グリーンツーリズムとやまHP http://gt-toyama.net/vacance/
・山田地域での田舎暮らしの日常を記録
富山市山田地域おこし協力隊 X https://x.com/toyama_yamadaky
・山田地域で採れた新鮮な野菜、米、加工品を販売
山田の案山子 https://www.knei.jp/~kakashi/

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