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温暖地域生まれのオバちゃんが、冬の富山を体験してみた(前編)

1.筆者紹介

大阪で、昨年4月から富山県の移住相談員をしているIです。
冬の富山を体感するべく、2泊3日の行程で各市を視察してきました。

2.1日目は晴れの立山連峰からスタート

■2023年1月22日(日)

前週から10年ぶりの最強寒波が来る!とマスコミに脅されながらも、「それを体験しに行くのです!」と言わんばかりに、富山に上陸。
今日の天気はなんと晴れ!新幹線から見えた立山連峰。
雪がかかっていて、ポスターや写真で見る通りの風景。すごい!

新幹線から立山連峰

準備した山登りもできるスノーブーツが重くて暑い…。こんな靴、誰も履いていない(笑)

3.SCOP TOYAMA訪問

本日最初の目的地は、富山県創業支援センター/創業・移住促進住宅、通称「SCOP TOYAMA(スコップ・トヤマ)」。かつて県職員住宅だった建物をリノベーションし、起業家や移住者をはじめとしたさまざまな方が暮らし、活躍する舞台として昨年オープンした施設です。
昨年夏のオープン前に訪れた時は、まだ工事中で完成には程遠い状態だったが、その後入居者や利用者も増え、どのような素敵な場所になっているのかを見たくて訪れる。
さて、SCOP TOYAMAに行くには、岩瀬浜方面行の富山ライトレールに乗車し、蓮町駅で下車(富山駅から約20分)。富山の良いところは、電車の乗り場もわかりやすい。観光客もチラホラ。いよいよ、初ライトレール。乗り心地抜群!そして、オークスカナルパークホテルを曲がったところで、正面に立山連峰!近い!すごい!感動!しばらくすると、右手に立山連峰。そこでもまだ感動し続ける。それだけ、圧巻の景色。
これが、忘れられなくて富山に移住しようと思うきっかけになるのですね!納得です。
そして、蓮町駅に到着。馬場記念公園を横切ると、5~6分歩いてSCOP TOYAMAに着く。近い。利用している人が少ない公園なのか、少し寂しい印象。夜に歩いて帰るのは、少し怖いかも…と思いながら、手元資料として周りの風景の写真を撮る。
さて、SCOP TOYAMAでは突撃訪問だったにも関わらず、快く施設内を案内していただきました。前回視察した状態から想像もつかないくらい素晴らしい空間が広がっていた。ワーキングスペースは、利用する方の個性があふれ出ており、私もここで仕事がしたい!と思えるような場所だった。また、窓から立山連峰が望めるコワーキングスペースや、イベントスペース。工業用プリンターやレーザーカッターなど揃えた工房(ラボ)などの貸スペースがあり、借りることができます。詳しくはホームページをご覧ください。広い駐車場もあります!

馬場記念公園から見たSCOP TOYAMA
SCOP TOYAMA西棟と案内板

見学を終え、富山駅に戻る。駅近のスーパーに立ち寄る。お惣菜もあり、仕事帰りに立ち寄るのに便利。明日も富山県内で有名なスーパーに行くので、何が店頭に並んでいるのか楽しみ。
ホテルまでは、路面電車を使うことにした。ワンマン電車で、レトロ感満載の車内と電車の速度に時間がゆっくり過ぎるような感覚を覚えた。ICカードも使えるので便利。通勤時間を除く1時間に1本、ライトレールも通る。ライトレールは、予想外に揺れる。

4.2日目は地元人気スーパーから

■2023年1月23日(月)

天気予報は、晴れ。
雪はいつ降るのでしょうか…。晴れ女なので、私のパワーが勝っているのだろうか。。。
とはいえ、今日は、富山市内から高岡~砺波~南砺と視察に行くので、晴れに感謝。
人気店「黒崎屋」に到着。スーパーらしからぬ外観に目を引かれた。中に入ると、買い物かごを持った多くの男性客。鮮魚コーナーの前で、何かを待っている。次々運ばれる新鮮な魚たち。新鮮な魚を待っているようだ。足元には、朝採れ「まんじゅう蟹」が、生きたままトロ箱の中に数十匹。
「まんじゅう蟹」は、地元でしか流通しないのではないでしょうか。見たことありません。。。
ズワイガニのメスらしく、金沢では「コウバコガニ」と呼ばれているそうだ。
入り口近くのレジでは、発砲スチロールのケースに沢山の食材を入れて持ち帰る男性客の姿が。
時間によって来る客層が違うのだろうが、興味深い光景だった。
店舗までのアクセスが、車が無いと行くのが難しい場所にあるので、車が無い方は、レンタカーを借りてお越しください。

黒崎屋
朝採れ まんじゅうガニ

5.石畳の町、高岡市金屋町へ

「黒崎屋」を出発し高岡市金屋町へ。金屋町では、長屋造りの家々の軒先に吊られた風鈴が、それぞれ違った音色を出し、心地よい音を聞きながら石畳を歩いて視察。古民家を活用した移住体験施設「さまのこハウス」向かう途中、ある店舗の前にあった鋳物の像が気になり、写真を撮ってもらう。後にこの店舗にお邪魔することに。
石畳が続く金屋町。「さまのこハウス」を見学、近くの石畳に北斗七星とハートマークが隠れています。金屋町散策するのであれば、是非探してみてください。
こんな遊びも取り入れている街並みの一角にある「博選堂」の看板と外観が気になり、表から中を覗く。「どうぞ~」と、優しい声掛けがあり、遠慮なく見せていただくことに。オリジナルアクセサリーブランドのアトリエ兼ショップと、作家さんの展示ギャラリーになっており、大正時代に建てられた家が、いまだに大切に使われていることに感激。
また、入り口から正面の障子を開くと中庭があり、ギャラリーが今までと違った空間に!古い家具や道具を大事にオシャレに使い、ギャラリーとしてよみがえらせた「博選堂」は、センスに溢れる場所でした。
そして、何も知らずに入った私たちが、案内された隣の店舗は「大寺幸八郎商店」。そう、私が先ほど写真を撮った店舗。大寺幸八郎商店は、江戸時代から鋳物工場を営み、高岡銅器に携わり、現在は製造卸また、自宅をCafé&ギャラリーとして開放している。こちらのお宅が素晴らしくて。天井高く作られた光取りが、スポットライトのようになって日を差し、奥に案内されたら、また先ほどとは違う中庭が。こちらも圧巻。
窓枠の可愛さといい、職人の技術力の高さが感動を呼びます。
女優の吉永小百合さんも訪れたというこちらのお宅。知る人ぞ知る名家でした。案内していただいた若奥様は、なんと移住者!ここで移住相談員のスイッチが入ってしまい、移住したきっかけや、移住して困ったことなど質問攻めに。いやな顔せず丁寧に対応していただき、本当にありがとうございました。

高岡市金屋町 街並み
大寺幸八郎商店

レポートは次回へ続きます。

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