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身を焦がすような嫉妬から、生き延びるために覚えておいて欲しいこと


誰もが口を閉ざし、容易に話題にしないもの。そして誰の胸の底にも泥のように溜まり続け、居座り、それ自身が生きているように蠢き、寄生種を苛み続ける感情。

それは嫉妬

道徳的に良しとされないからか、または嫉妬を抱いたという事実が、人々を惨めな気分にさせるからか、空気のようにありふれているのに、口にされることは少ない。

胸を突くような嫉妬を感じたら、どうするべきか。漫画にしました。

嫉妬で本当に苦しむのは、嫉妬の相手ではなく、自分自身である。その感情によって苦しむというだけではない。嫉妬は人の認識範囲を狭め、行動を制限させてしまう

嫉妬の相手の動向が気になって、相手と何処となく張り合おうとしたり、相手に追いつくために、と思って無駄な行動をしてしまう。引き比べれば、心情的に悲しくなるし、比肩できる余地がないなら絶望する。

嫉妬は狭い関係に囚われているときに、特定の対象に焦点が当たりやすい。こんな感じの人には嫉妬する、というぼんやりした状態では憧れに似た気持ちでもあるが、「あの人いいな」になると、感情が先鋭化してくる。

嫉妬対象が固定化されると、自分との比較が起きやすい。「あの人はあんなに評価されている」「自分とはここが違う」「どうせ自分は」「なんであいつが?」。

特定の対象に嫉妬を感じている状態は、自分の言動もそれに左右されやすい。感情が高まるというだけではなく、その人を意識した行動を取りやすい。同じルートを通ってその人に追いつこうとするか、功績を否定してその座から引きづり落とそうとするか。世の中に溢れている人間の言動の多くは、これらの嫉妬をそれっぽい感じに粉飾したものである。

嫉妬は醜いとか道徳的に良くないとか、倫理的にどうなどと非難するつもりはない。そもそも社会は不平等だ。世界の裏側の状況も聞こえてくる今の世の中で、嫉妬を感じずにいるのは難しい。問題は、嫉妬によって本来の自分のあり方を見失ってしまうことだ。

嫉妬にとらわれるあまり、視野狭窄に陥り、相手に行動を知らぬうちに限定されてしまう。いらぬ比較をして落ち込み、自信ややる気を失う。それは自分にとって、あまりに大きな損失である。

自分の嫉妬心を恥ずべきことだと思ったり、してはならない「禁忌」にしない。嫉妬は生じて当然だ。何か目標があったり、自分も評価を得るべき立場であると思っているときに、それは発生しやすい。

自分の嫉妬心を感じたら、封殺せずに認めること。そして離れる。なるべく離れる。違う人間関係に飛び込んでみたり、今まで接していた情報や文化とは、異なる選択をしてみること。すると、自分がいかに狭い状況の中で引きくらべをしていたのか、気づくはず。そして悲しいことに、別の場所でもまた異なる嫉妬の対象に出会うかもしれない。人生はそんなものだ、そして嫉妬というものも、その程度のものだ。

だからこそ、きちんと交わして嫉妬のエネルギーだけ利用して、自分の道に戻ろう。嫉妬は相手を中心にした世界と、元いた自分の道の分岐点だ。嫉妬はゾーンが切り替わったことを教えてくれる、重要なサイン。ちゃんと自分の痛みと傷に気づいて、自分の行くべき道を見つめられれば、また人生の新しい局面に出会うことができる。自分の人生を生きよう。

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出版プロデューサー/コンテンツ発掘人&自分もコンテンツ作る人。 前職は広告野郎。『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』6刷『ウケる人、スベる人の話し方』3刷。創作に関するノウハウやメンタリティを発信。創作する人を応援。noteマガジンpicker/企業ブランディング支援。
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