見出し画像

学生チームのキャプテン"僕なりにしてみたチームのまとめ方"

こんばんは。
先日ダンくんとの恒例のサッカーゲームを8連勝で阻止され
その分6-2で完勝しました。
#倍返しだ
半沢直樹の続きが気になって仕方ない牧です。

僕はありがたいことに、
古くからの名門"大濠高校"
インカレ3連覇を果たした"筑波大学"
で高校3年生時、大学3.4年時にキャプテンをやらせていただきました。
大濠高校では、
入学した2013年にはIH3位、WC準優勝
次の年にはIHで優勝、WC準優勝
※IH→インターハイ、WC→冬の全国大会
しかし自分がキャプテンを務め最上級生の代となった2015年にはIH,WC共に初戦敗退という結果。

あの時の空虚感は忘れられない。

筑波大学では
入学した2016年に全国大会優勝
2017年には準優勝
と素晴らしい結果を先輩達に味わせていただきましたがキャプテンとなった大学3年時は4位。

ただ自分は高校3年生でキャプテンになって以来"キャプテン"という立場を考え続け、
全国大会で1度も勝利することができなかった高校3年生から最終的に大学4年生学生最後の大会では優勝することができました。
あくまで"学生チームのキャプテン"という視点ですが、自分なりにキャプテン像を考え続けた経験から伝えられることがあればと思います。

ヨコの繋がりとタテの繋がり

学生スポーツをやる上で押さえておかなければいけないポイントとして
「ヨコの繋がりとタテの繋がりを大事にすること」
これは私の高校の恩師である片峯先生から頂いた御言葉で、
各学年同士のタテの繋がり、
同学年の中でのヨコの繋がりが非常に大切であるということです。
プロとは違い、まだまだ人間的にも未熟者の多い学生ですから能力云々より
この"仲間との繋がり"が勝敗に大きく関わってくるのです。
学生チームスポーツにおいては
1人じゃどうこうできないってことです。

ヨコの繋がりに頼る

僕が高校1.2年生、大学時代下級生の時のキャプテンというのは
"チームを締める存在"で
厳しい雰囲気で常に練習をしていました。 
しかし僕は本当に人に怒るのが苦手で厳しいことが言えませんでした。
#優しすぎるとかいい言葉で言いくるめるなよ

「一つのミスも許されない緊張感、全員が集中して臨む締まった雰囲気。」
その先にあるまた違う楽しさ。

僕はそれを目指したくて、
自分1人で考え込み、どうにかしようといつもしていた。
と同時にキャプテンの孤独を感じる。

異例ですがありがたいことに大学3年生でキャプテンを務めさせてもらった時には、
先輩、後輩、同期にも上手く頼れず精神的にパンクしてしまったのを覚えています。

そこで最上級生になった大学4年時には
"ヨコの繋がり"に頼ることにしました。
定期的に同期だけでミーティングを開き、
「いかに締まった雰囲気を作るのか。」
もちろん僕が厳しくなる必要もあったけど、
同期にも厳しくすることを求めました。
1番良かったなと思うのは、
ただ1人で厳しくするだけでなく、
同期から自分にも厳しさを与えてくれということ。

同期のやつがミスしたら当然僕が厳しくいう。
その分僕がミスしたら同期が僕に厳しくいう。

こうすることで自分も他人に厳しく言いやすくなったし、
その分プレッシャーも自分にかかる一方、
同期にも"リーダーシップ"が芽生えることで、
"キャプテンの孤独"から
解放された気がします。

"ヨコの繋がり"って大事だなと感じた瞬間です
#同期っていいよな

タテの繋がりを活かす

次にタテの繋がりについて考えたことです。
学生スポーツですから
歳が近いということが良いように働く点として、オフコートでは積極的にコミュケーションを取るようにしました。
先輩後輩とかなんか色々ありますが
僕個人的な意見としては
仲良いことに越したことはないかと。

オンコートでも意見を尊重し、
チームのミーティングや練習後のハドル(軽いミーティング)などで下級生を指名し発言を求めるなどして意見を言いやすい環境を作りました。
僕はそっちの方が自分についてきてくれると思って行動しました!
偉そうには絶対しませんでした。
#だよね ?後輩諸君

その分コートでは"厳しさ" "締める雰囲気"を
キャプテンとして出したつもりです。

また各学年リーダー格になるような人物がいて
そのメンバーと話す機会を増やしました。
(チーム方針、各学年の意見、不平不満などなど)
そこでは、

下級生のメンバーA君に対して思う事を
自分から直接言った方が伝わるのか。
それとも同級生のリーダ格B君に伝えて、
A君に伝えてもらう方が伝わり易いのか。

僕は後者の行動が凄く大事だなということをキャプテンの経験を通して感じました。
A君は僕から直接言われるより同級生のB君に言われる方が聞きやすいという点だけでなく、
B君はA君に伝えるということをすることで
自分自身にもプレッシャーがかかり、
"リーダーシップ"が芽生えてくるのです。

そんなこんなでB君が練習でリーダーシップを発揮するとA君も同期として負けじとリーダーシップを発揮していくわけです。
#同期っていいんだよなぁ
#こうなると他の学年も負けじとくる
#連鎖させる

"タテの繋がり"を活かして、
下級生にも"リーダーシップ"を持たせることを意識しました。

まとめ

「カリスマ性、リーダーシップが凄くて
その力で自然と人を惹き寄せるキャプテン」
僕の知っているキャプテンはそんな方たちばかりでした。。。
自分はそんなタイプではないことを受け入れ
まずキャプテンとしてどれだけリーダーシップを発揮するかということよりも
リーダーシップを持つ人間を増やすことを
意識的に行いました。

そうすることで、
いざ自分がキャプテンとして
リーダーシップを発揮した時に、
みんな理解してくれて僕についてきてくれた。
自分が苦しい時には他のチームメイトが
リーダーシップを発揮してくれた。

なんなら試合中
僕が下級生に落ち着かせられることも、
盛り上げられることもあったな。

こんな時に感じるのは、
「チームで戦っている」ということです。 

そしてこの単位で
"タテの繋がり、ヨコの繋がり"を感じられるのは学生スポーツの価値でもあると思います。

これから高校生、大学生共に最後の大会に向けて大事な時期が始まる中
先の見えない状況だからこそ、
現状の日々のチームの在り方が非常に重要だと僕は思います。
キャプテンとして僕なんかなりに考えてきたことを語ってみましたが、
少しでも役に立てたら嬉しいです。

ご意見・ご感想はこちらまで

💁‍♂️TwitterInstagram

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?