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僕がスポーツに惹かれるワケ スポーツの持つ"物語的価値"

ふとテレビでよくあるような「スポーツ感動名場面集」を観るといつも心が打たれてしまい、
涙が出そうになってしまう牧です。
#歳のせい ?#ドルガバのせい?

プロアスリートになってからよく自分の価値にも直結してくると思い“スポーツの価値”について考えるようになったり、
自立する1人の人間として自分の幸せってなんなんだと考えるようになりました。

あくまで今思うことですが
僕は競技者側としても観る側としてもスポーツで勝ち負け問わず
「あのなんとも言えないモノ。高揚感、痺れる、鳥肌が立つ、熱い何かがこみ上げてくるような感情」が自分にとって人生で一番幸福感を感じている瞬間なんだなと最近思うようになりました。
#語彙力 。#分かる人には分かるはず

僕はこのスポーツから受ける魅力がたまらなくて日々競技に打ち込んだり、観たりするんだと思います。
この気持ちは一体なんなんだろうと考えた時
ここにはスポーツの持つ大きな価値があると考えました。

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#泣くな

結果だけが全てなのか

僕はよくあるような「スポーツドキュメンタリー」が大好きなんです。
最近ではNetflixやAmazonプライムなどでもスポーツドキュメンタリーシリーズをよく見かけます。

自分のモチベーションにもなるし、
「こんなことしてるんだ、この人はこういったこと考えているんだ、こんな生い立ち、歴史があるんだ」とか分かると余計に応援したくなるし、興味がどんどん深くなるんですよ。
#本田圭佑プロフェッショナル5周はしてます

でもあれって別に結末は全てがハッピーエンドでもない。結果が出る前からその1人のアスリートやチームの日々を追ったりしているものです。

日々を追えば良い部分ばかりだけでなく、
「負ける姿。怪我に苦しむ姿。スランプに陥る姿。うまくいかない日々。」
など負の部分もあります。
なぜここに需要があるのか。

それでも結果を求め続け努力する"物語"を売っているのだ
例え結果が出ようが出まいが、人々はアスリートのその姿に心を動かされている

そこには結果が全てではない
スポーツの“物語的価値”があると感じました。

「ラストダンス」最高だった
「オールオアナッシング」マジでいいよなぁ
#バスケの神様が悩んで失敗を繰り返していた
#バスケの神様が泣いてトロフィーを抱きしめる姿に痺れた

応援してくれる人は自分を見てくれている

僕は前の記事でも触れましたが、
高校三年生の時にキャプテンを任させていただき優勝候補とされながら全国大会で1勝もできなかったという経験をしました。
いろんな人の期待を裏切ったような気がして。そこから自分の中で「勝てないキャプテン」というのがコンプレックスになっていました。

学生バスケの最後の最後の大会でキャプテンとして優勝することができたその瞬間には自分の中で、あのなんとも言えないモノ(*省略)がこみ上げてきました。
あの感情は優勝という結果だけでなく、
自分でここまでくる過程があったからこそ生まれたものだと思います。

高校三年生からの気持ちが晴れたなと思っていた矢先、自分の知り合い問わず多くの方々がお祝いの連絡をくださりました。
そこには、
「高三の敗戦からずっと応援していました」
「あそこから最後勝つ姿に感動しました」
といったような高三の時の敗北を絡めた内容の連絡が多くあったのです。
正直驚きました。

応援してくださる方々は結果だけでなく、
僕の物語を見てくれていたんです。

4年も5年も前の話
そんなの覚えているの僕だけかと思っていた
本当にありがたい

まとめ

僕は競技者として当然の如く、日々結果だけを求めてスポーツに取り組んでいます。
ただスポーツの世界では必ず勝者と敗者が存在し、結果を出せるものいれば、出せないものがいる。

“ラグビーW杯で優勝したわけでもない日本が、なぜあれほど熱狂したのか”

“ソチ五輪でメダルに届かなかった浅田真央ちゃんに日本中が感動したのはなぜか”

ラグビー日本代表は過去全く勝てない時代があったからこそ、そこから這い上がり強くなっていく姿に日本中が熱狂した。

浅田真央ちゃんは前日の演技で全く思うような演技ができない姿をみんな見たからこそ、
次の日の迫真の演技に日本中が感動した。

このストーリー無くして、あの感動はなかったはず。

スポーツの価値は決して結果が全てではない
しかし競技者は人生を懸けて、どんな時も勝利という結果だけを求めている
そうあるべきであると僕は思う
その姿が美しい
だから人に感動を与えることができる

それが一つの物語となり、
この物語がもたらしてくれるモノが、
スポーツの大きな価値になっているのではないかと感じました。

こんな点からスポーツドキュメンタリー、スポーツ記事と言った"スポーツメディア"の可能性、価値がもっとあると個人的に思っています。
ましてや、この発信ができる時代で。
#いやお前がもっと見たいだけだろ

そして今自分がスポーツ選手という、
人に感動を与えることができる素晴らしい職業で働けることを噛み締めました。

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