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万華鏡からのぞく、雨の日のあとの素敵なできごと

フランス、アプレラプリュイ(Après la pluie)社製の『万華鏡』です。
長さ22㎝ある筒の中にプラスチックのビーズが入っていて、美しい模様の変化を楽しむことができます。

万華鏡
英語のカレイドスコープ kaleidoscopeのこと。錦眼鏡,百色眼鏡ともいう。玩具の一種。3枚の鏡で三角柱をつくり,底に色紙,色ガラスの小片を入れ,上ぶたの小穴からのぞくと種々の対称模様が見え,回転させることにより変化が楽しめるもの。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

万華鏡は、物理学者デビット・ブリュースター(1781~1868)によって1816年に生み出されました。灯台の光源を研究中に発見されたものです。彼は、光学の分野で多くの業績を残しました。


アプレラプリュイ社の創業者ドミニック・ストラ氏は、このデビット・ブリュースターが発見した19世紀初頭の万華鏡の原理に深い関心を持ち、試行錯誤の結果、1976年に現在の万華鏡を作り上げました。

視覚を楽しむおもちゃは、おもちゃであると同時に科学的な教材にもなります。科学の進歩がおもちゃに波及し、まさに科学とアートが融合したと言えます。この科学おもちゃには、新鮮な驚きとワクワクするような楽しさがあります。


ドミニック・ストラ氏は、また、できる限り環境への負荷が少ない工程を考えました。材料のほとんどは、天然のものかリサイクル可能なものが使われています。そして、アプレラプリュイ社の職人たちは、手仕事から生まれる個性を大切にしながら、繊細で華麗な万華鏡づくりを続けています。


Après la pluie、フランス語で「雨のあと」という意味。
”Après la pluie, vient le beau temps.”は「雨が降ったあとには良い天気がやってくる」というフランスのことわざです。

たとえ、どんなに悲しいできごとが起こっても、きっと素敵なできごとがやってくるものです。

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