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動物たちに、木製ボタンをかけてあげて……

このおもちゃに収納されている5枚の厚紙には、かえる・ぶた・ねずみ・ちょう・てんとうむしが描かれています。ややおどけた感じの淡い色づかいのイラストです。厚紙にはまた、1個から5個までのくぼみがしつらえてあります。

そのくぼみにブナ材のボタンをはめていく「型はめパズル」、ハバ(HABA)社の『ボタンパズル アニマル』です。握りやすく、誤飲につながりにくい直径5㎝のボタンです。

ハバ社のおもちゃについては、私のnoteマガジン『あの素晴らしいトイをもう一度』のなかで何度か紹介してきました。
ハバ社はヨーロッパのおもちゃ業界のトップブランドです。乳幼児向けのおもちゃから家具まで製造しているハバ社は、楽しく飽きずに遊べる品質と材質、そして安全性にこだわり、アイデアに富んだおもちゃを作り続けています。


かえるのボタンは黄緑、ぶたのボタンはピンク、ねずみのボタンは淡い水色、ちょうのボタンは黄色、てんとうむしのボタンは赤。こんなふうに、ボタンの色とイラストの色が一致しているので、子どもたちは、ひとりでボタンをはめていけるようになります。ボタンをつかむ、くぼみに合わせる、手を離すといった手指の運動が促進されます。

ボタンはすべて円形で、握りやすい大きさと厚みになっています。ブナ材は手触りが良く、初めての「型はめあそび」にぴったり。子どもたちは、ボタンがはまるごとに心地よさを感じることでしょう。

さらに、ボタンという具象物を使って、1から5までの数を理解できるようになります。全部で15個のボタンで遊べば、15までの数にも親しんでいけそうです。


「黄色のちょうちょだね」とか「てんとうむしにはこんな模様があるんだね」などとお話しをしながら親子でいっしょに楽しみましょう。

そして充分に遊んだ後、今度は、違った色のボタンをはめて遊んでみましょう。てんとうむしの模様のところに、黄色や水色やピンクのボタンをはめてみる……。

いやはや、何とおしゃれなてんとうむしに……。デビッド・マッキー(David McKee)の絵本『ぞうのエルマー』が彷彿されるようです。

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