蜂の巣状の六角形の穴から、新たな遊びが見えてくる
縦横12㎝×2.5㎝、厚さ7㎜の板状のピースは、5色、各20枚あって、すべて同型のハニカム構造になっています。
ハニカム構造で作られているということは、ピースの耐久性を保った上で、もっとも材料を少なくして軽量化するのが目的なのでしょうか。
この一風変わったおもちゃ、じつは積み木なのですが、60%は木材で、残りの40%は再生プラスチックでできています。オーストリアのピアトニック(Piatnik)社製の『ビオブロ ハローボックス』です。
この積み木の特徴は、木にプラスチックが混合されているため、耐水性に優れ、汚れたら洗うことができるという点です。そのため、いつも清潔に保つことができます。しかもカラフルな色は、塗装ではなく成形時に顔料を練り込んであるため色落ちしません。
木とプラスチックのいいとこ取りをした新素材の積み木は、まずは普通に、積む、立てる、寝かす、そしてそれを少しずつずらしてみるなどの遊びができます。
また色の違うピースを積み重ねると、六角形の穴から別のピースの色が見えてとても綺麗に見えます。組み立てた作品の内側に照明を仕込むと幻想的なフロアライトにもなります。さらに穴を活かしてシャボン玉あそびもできるし、耐水性を活かしてお風呂で遊ぶこともできます。
単一形状のピースと言えど、侮るなかれ。積み木やブロック遊びにはない新しい遊びが発見できます。シンプルで地球環境にも人にも優しいこの積み木は、様々な遊びがクリエイトできる、じつに奥が深いおもちゃなのです。
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