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頭痛セラピー「日だまりショット」の極意は、「水のようにしなやかに」

治療は、芸術である。

頭痛を治す整体をやっています。整体技術の大事な点が、3つあります。それは、タッチ感覚とスピード、寸分狂わぬポイントに当てること(ここやマックス)です。人の体は、みんな違います。みんな違う体をパッと見て、どこが悪いか?を一瞬で見抜いて、痛みを取っていきます。

特に新規の患者さんは、不安を抱えています。「ちゃんとした治療なんだろうか?」「痛くないだろうか?」「受ける前よりヒドくなっちゃわないだろうか?」「変な先生じゃないだろうか?」など、リスクを感じて来院することが多いです。

そこで、求められるのが、いち早く「この先生なら私の体任せたいな!」「この先生、本物だな!」とか「これは治る!」と確信してもらうことなのです。

しなやかなタッチ感覚を磨こう

いろんな整体を受けにいくと、グイグイ押す指圧の強さで勝負してるとこや、骨格矯正でボキボキ鳴らして歪みをとっていくとこや、気功的なタッチで手当て法のスタイルとか、体を揺らしてバランスをとっていく方法などあります。あなたは、どんな治療法がお好みでしょうか?

私のこだわりは、「水のようなしなやかさ」です。カンフースターのブルース・リーが、「空手は、鉄の棒である。カンフーは、鉄の鎖(チェーン)だ。」という言葉を残しています。鉄の棒は、まっすぐにしか伸びません。チェーンだと、しなるので、いろんな形に変化して相手の動きに臨機応変に対応することができるのです。

老子の言葉に「上善如水」という言葉があります。水は、入れ物の形に合わせて、変幻自在に形が変わります。水のようなしなやかな動きにこそ、治療の醍醐味です。

水は、変幻自在に形を変えて流れて行く

体も筋肉も骨も人の体も、平らではありません。凹凸がありますよね。それも人によって全然違います。なので、治療者は、様々な体位で相手の「ゾーン」にビシッと入って行かなければなりません。まるで水のようにしなやかに形を変えて、滑り込むのです。その瞬間にとても深くて優しい圧がかかり、痛みがスーッと抜けていくことでしょう。

しなやかな動きの中からパワーが生まれます。

どうしても強く押した方が効くという考えが一般的です。患者さんでさえもそう思ってる人が多いようです。しかし、力づくの圧力は、体の表面にしか効かないだけでなく、相手にも力が入ってしまいます。「押すぞー!」という治療者の気迫に対して、「よっしゃ来いや〜」という気迫で患者が受けてしまったら、自律神経が緊張状態になっていい結果が出ないです。しなやかな動きの中から、深くて重いパワーが生まれます。頭痛治療「日だまりショット」を世界中に広めていますが、このタッチ感覚を習得することが、大きなテーマです。

しなやかなタッチを型で練習する