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米子人の気質ってどんな?

こんにちは、トワサンです。
今日は、米子市で暮らす私が感じる「米子人の気質」についてお話ししたいと思います。
米子は人口15万人弱、鳥取県の西部に位置する中規模な都市で、山陰地方特有の気候や自然環境に囲まれています。
そんな場所で生まれ育ち、地元でビジネスを営んでいる僕が思う「米子人の気質」、果たしてどんなものなのでしょうか?


労働者精神と地道な努力

米子の人々は、非常に勤勉で地道に努力することを苦にしない気質があります。
これは、地域の歴史的背景と深い関係があると感じます。
かつて米子は、商業と農業が混在する地域であり、特に漁業や農業が盛んでした。
そのため、自然と人々は、豊かさを得るためにコツコツと努力し、環境に合わせた生き方を大切にしてきたのです。

米子人にとって、派手な成功よりも、毎日少しずつ積み重ねる努力が何より重要です。
例えば、地元の商店や企業でも、地道にお客様と信頼関係を築きながら、長年経営を続けているお店が多くあります。

おだやかで人情味あふれる

米子人は基本的におだやかで、親しみやすい性格を持っています。
これは、山陰地方の全体的な気質とも共通している部分かもしれません。
普段から落ち着いていて、あまり感情を表に出すことは少ないのですが、いざという時には力を貸してくれる、そんな優しさを持っているのが米子人です。

特に、地域社会がしっかりと根付いているため、人と人とのつながりが強く、助け合いの精神が浸透しています。
特に市内の一斉清掃・校区民運動会・ご近所付き合い・・・地方でもだんだん薄れていっている地域の繋がりは比較的守られていると感じます。

僕も、米子で会社を経営していると、周りの方々からたくさんのサポートを受けています。
困ったときには「どげした?」(どうした?)と声をかけてくれる人が多いのが、この地域の素晴らしいところです。

人付き合いが丁寧で慎重

米子人は、初対面の人との距離感を大切にする、いわゆる慎重派です。
これは、すぐに親しくなるよりも、時間をかけてゆっくりと相手のことを知り、信頼関係を築いていくという文化があるためです。
一度信頼を得ると、その関係は長く続く傾向にあります。

例えば、米子のビジネスの場でも、最初は丁寧な距離感を保ちながら、少しずつ相手を理解していくプロセスを大切にします。
取引先やクライアントとの関係を急いで深めるのではなく、まずは相手をしっかりと尊重しながら、ゆっくりと関係を築いていくのです。
このような丁寧さが、米子の人々に信頼される理由の一つだと思います。

自然との共存意識が強い

米子市は、大山や中海などの自然に囲まれた場所に位置しています。
こうした環境に育った米子人は、自然との共存意識が強く、環境を大切にする気持ちが根付いています。
農業や漁業もそうですが、釣り・登山・自転車・ランニング・・・外で身体を動かす趣味を持つ人が多いですね。
この辺りは私はほぼ地域の人々とシンクロすることがないのですが。

ローカルな価値観を大切にする

米子の人々は、地域社会や伝統を大切にする傾向があります。
これは、地元への愛着心や、地元の人たちと一緒に支え合いながら生きていくという意識が強いからです。
地元の祭りや伝統行事が今でも大切にされており、それらの行事に積極的に参加するのが米子人の特徴です。

米子市で毎年行われる「がいな祭」は、地元の人々が一堂に会して盛り上がるお祭りで、米子人の連帯感や地域への誇りを感じることができる場です。
太鼓やよさこいで見る側ではなく参加する人も多いと感じます。
米子人は自分たちの文化や伝統を大切にし、次の世代に受け継ぐことを大切にしているんだと思います。

新しいものが好き

一見すると、地道で慎重な米子人ですが、実は新しいものやことにとても関心を持っていると思います。
これは、歴史的に見ても、米子が商業都市として発展してきたことと関係があるかもしれません。
米子人は、新しい人に対して慎重でありながらも、新しいものや事には意外と簡単に飛びつきます。
つまり、好奇心は旺盛なのだと思います。

米子の若い世代が新しいビジネスやスタートアップを立ち上げたり、地域活性化に向けた取り組みを行ったりする姿も増えてきています。
彼らは、地元の良さを活かしながら、外部の新しいアイデアや技術を取り入れ、地域を盛り上げようとしています。

まとめ

米子人の気質を一言で表すのは難しいですが、まとめると「おだやかで、地道に努力し、人情味あふれ、新しいもの好き」というのが米子人の特徴だと思います。
自然や地域とのつながりを大切にしながら、慎重かつ丁寧に人間関係を築きながらも新しい挑戦も恐れずに前進していきます。

皆さんも米子を訪れる際には、この「米子人の気質」を感じながら、地元の人々との交流を楽しんでみてください。きっと、米子の魅力がさらに深く感じられるはずです。

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