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[Google I/O 2021開催] GoogleWorkspaceのアップデートを勝手に解説しながら感想をレポート

みなさんGoogle I/O 2021はご覧になりましたか?
I/OはGoogleのイベント(今年もオンライン)なんですが、とにかく色々なアップデートがある日です。
その中で、GoogleWorkspaceのアップデートが地味に嬉しかったのでまとめます。

スマートキャンバス

これは、GoogleWorkspaceのコラボレーションの次の進化を実現する新製品エクスペリエンスです。今から年末までに、人々がつながりを保ち、時間と注意を集中し、アイデアをインパクトに変えることを容易にするイノベーションを展開しています。
(引用元:Transforming collaboration in Google Workspace

かっこいいワードが並びすぎてなんのこっちゃなので要約すると、「ワークスペースのアプリが今まで以上に、複数のユーザーでの編集やアプリをまたいでコンテンツを使用する機能が強化され、作業が効率化することで時間は削減できるしアイデアを実現しやすくなりました。スマートキャンバスを使用すると、人やアプリがコラボしてる感がすごくてめっちゃいい感じです。」ということ。

15年前にリリースしたGoogleDocs and Sheetsのときからクラウドのコラボレーション型ツールだったんだぜ!というのはあまり有名ではないかもしれないけど(界隈では定説)、デスクトップで個人が使うことを想定したオフィス系ソフトとは違う道を歩んできたGoogleWorkspace(旧:G Suite)。
スマートキャンバスは明確に次のステップに進んだくらいの何かがあるらしいです。

コラボレーションをより柔軟で役立つものにする

Google(特にGoogleWorkspace)はよくコラボレーションという表現を使います。例えばドキュメントを複数人が同時に編集したりデータを連携するような場面で言われますが、リアルタイム性を重視しているように感じます。
イベントレポートで"The evolving hybrid work model"と言っているように、....いやちょっと待って"進化するハイブリッド作業モデル"って意味がよくわからんけど。その後の文脈からエスパーすると、リモートワークとかでチームのメンバーがどこにいても関係なく一緒に仕事をすることっぽいです。
そうなると同じ作業をするポイント(コラボレーションが発生した場所)でシームレスにコラボレーションすべきという意味で受け取りました。

具体的な機能

スクリーンショット 2021-05-19 20.08.30*YouTube動画のスクショ

@-メンション(スマートチップスにその人物の場所、役職、連絡先情報などの追加情報が表示される)
*そして本日より、おすすめのファイルや会議用に新しいスマートチップをドキュメントに導入します。

ビルディングブロック(ミーティングノート、プロジェクトロードマップ、ブレインストーミング)
*現在はドキュメントのみ対応しており、数ヶ月後にはスプレッドシートにも実装予定。

スマートチップスって何?って思ったけど@を入れると出てくるポップアップみたいなやつか、その中のテンプレートのことかな。

つまり何ができるかと言うと

@入れた瞬間にスマートチップスに、PEOPLE(ユーザー)や他のスライドとかのファイル、会議に役立つテンプレートが出てくる。
どうやらチェックリストやガントチャート的なものが簡単に作れる機能もあって、GoogleTasksにも表示されるため、プロジェクトのToDoを簡単に管理できる。
ドキュメントとかスプレッドシートよく使ってて、タスク管理ツールとの連携がもうちょっとうまくできればと思っていたので、慣れればこれで完結でも良さそう。

テーブルテンプレートっていうのが良いですね。
投票もできるので、チームフィードバックを簡単に収集できるとか。
プロジェクトトラッカーテーブルっていうのを使うと、マイルストーンとステータスをその場で取得できます。ふむ、何やら良さげ。
会議のメモをキャプチャするための新しいドキュメントテンプレートは、出席者用のスマートチップや添付ファイルなど、カレンダーの会議の招待状から関連情報を自動的にインポートするとのこと。カレンダー連携は大歓迎。

ドキュメントの新しいページレス形式は、ページの境界を削除してデバイス合わせて操作できる。これ地味に良いやつ。やっと紙を前提としたUIを完全に卒業できる。
ちなみに未だにドキュメントを縦型でページ区切りしてるの見ると平成か!ってつっこみたくなる。スマホで縦にしてドキュメント見る時だけ見づらいと思ってたけど、このページレス形式で解消されるんだろうなあ。

シートにタイムラインビューという機能が実装されて、いわゆるガントチャートのような時間軸でタスクを可視化することができるように。この柔軟なビューにより、所有者、カテゴリ、キャンペーン、または最適な属性ごとにデータを整理できますと。
これはエクセル職人の腕が鳴りますな。

人と人とのつながりを育む - 人々が働く場所ならどこでも

スクリーンショット 2021-05-19 20.31.12*YouTube動画のスクショ

スマートキャンバスとGoogleMeetのイノベーション(ドキュメント、シート、スライドから直接GoogleMeetを表示する機能)により、チームの声や顔をコラボレーションエクスペリエンスに直接取り入れることができるようになります。
これリモートで話しながら作業するときにとてもやりやすくなるはず!
そしてGoogleMeetにライブキャプションと翻訳が登場。ただし、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、またはドイツ語に翻訳された英語のライブキャプションなので日本語対応はまだしていない。

あとSlackみたいに絵文字でリアクションできるようになる。これも良い!

よりスマートで安全な作業

ユーザーが集中して作業できる時間を最大限にするためのインテリジェンスな機能がすでに組み込まれていますと。とにかくテキスト入力とかファイル検索がスムーズになるみたいです。50%短縮できるらしい。
ライティング支援機能(今後数か月以内に実装予定)は、様々なサジェストがあり、不快な言葉や言葉に関する警告、印象深い文章を作成するために文体の提案までする。
スプレッドシートは、数式の提案も追加していて、データ分析を高速化しつつエラーを減らします。神。

まだまだ進化するスマートキャンバス

アプリやツールをGoogleWorkspaceに簡単に接続できるようになります。
DocuSignを使用してGoogle Workspaceに直接電子署名を追加することからスプレッドシートと統合するSalesforceコネクタまで。死角なしかよ。
AppSheet Automationが一般提供されることもあり、請求書の承認や新入社員のオンボーディングなど、時間のかかるタスクを1行のコードを記述せずに自動化できます。だから死角なしかよ。
今後、サードパーティのツールから必要な情報とアクションをスマートチップ、チェックリスト、テーブルテンプレートなどのスマートキャンバス要素に直接取り込むことができるように、追加のAPIを構築することを計画しています。もう尖る必要もなく角自体がない。これアドオンみたいにAPI作れるなら作りたい。無限の可能性が広がる。

まとめ

・スマートキャンバスっていうのをベースに色々な機能がリリースされた。
・GoogleWorkspaceのアプリ同士の境界線が消えそうなくらいコラボしやすい。
・スプレッドシートでタスク管理しやすくなって全国のエクセルおじさんの時代が再到来。
・ドキュメントとかの画面にMeetが入ってきたり絵文字でリアクションできるようになって、リモート環境でのコミュニケーションを促進する感じが強い。
・chromeは最新のバージョンなんだけどまだ使えないのはなぜ!

参考にしたサイト

Transforming collaboration in Google Workspace



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