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こだわりを手放す

どうやら私は自分が作ったよくわからない「こだわり」に縛られて生きてきたようだ。

例えば「埃はダメ!」「ダニは大敵!」とか「小麦はダメ!」「カフェインはダメ!」とか「食洗機でプラスチックを洗ってはダメ」とか「野菜は葉の一枚一枚まで綺麗に洗わなくてはダメ」とか自分なりのルールが沢山あった。

そんな自分ルールに縛られてがんじがらめになった私は身動きが取れなくなっていた。そして自分ルールにほとほと疲れていた。

私は「ほどほどに」とか「適当に」という曖昧な概念が苦手で、100か0か、黒か白か、という極端な思考に陥りやすかったのだと思う。

そのために出来ないこと、諦めていることが沢山あった。

適当に出来ない、完璧を目指してしまうからこそ、失敗を恐れて踏み出せない。

自分では全く気付いていなかったけど、そんな人だったのかもしれない。


夫が突然亡くなり、私の中の「当たり前」は崩壊した。そして「いつか私も死ぬ」ということが現実味を持って感じられるようになった。

どうせそのうち死ぬならそんな完璧である必要ある?
どうせそのうち死ぬのに食べちゃいけないものなんてある?

どうせそのうち死ぬ命ならば、埃も食べ物も私の中のたくさんのルールも大した問題じゃない。

遅かれ早かれ私たちはどうせ死ぬのだから。
今を楽に、楽しく、適度に適当に生きれば良いのだ。

そう思うようになった。


適度に適当に、ほどほどに、
中庸を心掛けていればだいたい大丈夫。
大切なのは「こだわり」ではなく「バランス」。

自分が作ってきた「こだわり」を手放して
どんどん身軽になっていきたい。

軽やかに、ふんわりと、羽ばたいていこう。

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