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私は怒れない

わたしは怒れないらしい

怒るべき場面でも
怒りを瞬時に封じ込めてしまう

幼少期
「怒ってはいけない」と怒られて
育てられたから

今でも怒りが出てこない
出ないからいつまでも燻る

母に対しても
あんなに酷いことされて
さらに母はそれを覚えてもなくて

本当は怒るべきなのに
怒るどころか
理解しようとしている
共感して赦したいと願う

どうしてもお母さんのことが
嫌いになりたくない
小さなわたしがいる


わたしの身体は
怒りを瞬時に封じ込めるよう
プログラムされてしまってる

身体がそれを記憶してる

幼少期、そうしないと
生きられなかったから

だから今
怒りを感じられないことは
仕方のないことなんだ

そうやってわたしの身体は
わたしを守ってきたのだ


だから、
これからわたしがやるべきことは

もう怒りを感じても大丈夫なんだよ
もう世界は安全だよって
からだに教えてあげること

からだを緩めて
心を緩めて
意識を今に留める

息を深く吸って
地に足をしっかりとつけて
からだの感覚を感じて
今を味わう

ハートを開いて
自分の真ん中にいること

からだが本当に安心を感じられた時
身体に溜めてきた
怒りの蓋が開くだろう

今はまだその時じゃない
わたしはただ
そのときを待てばいい

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