見出し画像

【気まぐれエッセイ】"好きを仕事に" を本当に体現出来ている、私の憧れの人

「好きを仕事に」

「自由なライフスタイル」

「個人の時代」

そんな風潮に背中を押され、"学生時代はそれ以外の道があると知らなかったが故に仕方がないこととして受け入れてきた週5~6日間の集団生活" に、終止符を打つ人が近年増えてきた。


私もそのうちの一人だ。


ネットを使った様々なビジネスの中で、おそらく今もっとも注目されているものの1つがYouTubeではないだろうか。

昨年から芸能人がどんどん参入し始め、今年に入りますます有名どころがチャンネルを開設している。


「YouTube自体がまだまだ大きくなるなら、まだ間に合うかも?少しでも早く」と、皆がこぞってYouTubeを始める中、90万人もの登録者がいるにも関わらず、メインチャンネルへの投稿をやめたユーチューバーがいる。


それが、私の憧れの人、ねこてんさんだ。

ねこてん動画投稿終了【メインチャンネル終了のお知らせ】https://youtu.be/QJwMBfL7RWk


芸能人がわんさか入ってきたせいで、無名の素人がYouTubeで稼げる時代は終わったなんて言われているけど、そのおかげで今既にYouTubeで人気を確立している人たちは、むしろもっと稼げるようになるらしい。これまでYouTubeを観ていなかった層を、芸能人たちが引き連れて来てくれるから。

十分な人気を誇る彼女は、おそらく本格的に訪れるYouTube時代の恩恵を受ける側にいたはずだ。それでもそんなタイミングで、メインチャンネルへの投稿をやめた彼女を、私は「やっぱり好き」だと思った。


自由な職業と聞いて、今真っ先に挙げられるであろうユーチューバーという職を、本当に自由な気持ちでやっている人って、一体どれくらいいるのだろう。実はそう多くはない気がするんだよね。

彼女は、これからますますYouTube界が盛り上がっていくというこのときに、「面白いと思えなくなったから」「最近好きだと思う動画のタイプは、視聴者さんからの需要がない(つまり自分の好きと視聴者さんの好きがマッチしなくなったから)」という理由でメインチャンネルを止めることにしたのだそう。

ある事情で(詳しくはご本人の動画を見てね)、数年は動画を残しておくらしいけど、それはやむを得ずそうするだけのようで、ずっと残しておく気持ちもない様子。

私は詳しくないのであんまりよく分からないのだけど、ゲーム配信は「楽しいと思えている」から続けるのだそうな。


「好きを仕事に」とは言葉だけ、ただ会社員ではなくなっただけって人はけっこう多い。上司のご機嫌を取らなくてよくなった代わりに、フォロワーの反応やアンチの存在を意識しまくる日々は、本当に自由だろうか?


「凄いなぁ」

「でも、なんだかしんどそうだなぁ」

と、見ていて感じる人がとても多い。

尊敬はするけど、なりたいとは思わない、そんな働き方をしている成功者が大勢いるこの時代で、ねこてんさんは、本当に「好きを仕事に」出来ている人だと思うんだ。


その他、私がこんなふうに働けたらいいなあと思っているのは、

作家・ワークライフスタイリストの宮本佳美さん

メンタリストのDaigoさん

社会学者の古市憲寿さん 

作家の下田美咲さん 

ユーチューバーのそわんわんさん だ。


(別の視点から見たときの憧れの人は他にもたくさんいるのだけど、挙げだすときりがないので割愛)

当然ご本人の本当の気持ちなんて知る由もないけれど、文章や動画を通じて見る彼、彼女たちは、軸がブレていないように思えるから。誰かの幸せを邪魔したり横取りしたりすることなく、そのうえで最大限にわがままに生きられているように見えるから。

苦しそうじゃないところが、好き。

幸せそうで、自分や自分の大切な人たちの幸せを守るのが上手そうに見えるから、好き。


私も、そんなふうに、なりたい。


YouTubeがどんどん盛り上がっている今このときに、「面白くなくなった」という理由でもうすぐ100万人に届きそうな登録者数がいるにも関わらずチャンネルをやめられる、そんな人に、私もなりたい。


そんなふうに、生きていきたい。








幸せな時間で人生を埋め尽くしたい私にとって書くことは、不幸を無駄にしない手段の1つ。サポートしていただいたお金は、人に聞かせるほどでもない平凡で幸せなひと時を色付けするために使わせていただきます。そしてあなたのそんなひと時の一部に私の文章を使ってもらえたら、とっても嬉しいです。