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〜和裁士の納富さんに着物相談〜
タンスの中身をまるっと相談
こんにちは、Hamiです。唐和家族の仲間である和裁士、納富さんに着物の相談をしてきましたので、その様子を紹介します。
私自身、もともと着物は好きで、仕事でも着ていたことがありましたが、自分の着物はあまり持っていませんでした。
そんな時、当時一緒に暮らしていた祖母のタンスからたくさんの着物が...長年タンスにしまってあったので状態もよく分からず、どうしたら良いか分からない状態でした。
そんな話を納富さんにして相談したところ、タンスの中身をまるごと見てくれるということだったので家まで来ていただくことに。
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全部で20〜30着くらいだったと思いますが、一つ一つ丁寧に見ていただき、状態を説明してくれました。洗張りすると良いもの、しみぬきが必要なもの、着物としてはもう使えないもの、など自分では見て分からない部分を細かくみていただき、どんどん仕分けしていくことができました。
サイズが合わなくても使い続けられる方法
中にはとても好きな柄なのに、丈が合わないものがありました。するとまずは「寸法直しを検討しましょう」ということでチェックしてもらうことに。
縫込みがないということもあったため、「丈が短ければブーツと合わせて来ても良いね」と、丈が短いままでも着物を楽しむ方法をアドバイスしてくれました。裏地がだめになってしまったものも、小物にしたり、カバンにしても良いという話をしながら、長く着物を楽しむ方法を教えてもらうことができました。
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以前は着物が痛んだら、また新しいものを買うという考えを持ってしまっていたと思いますが、納富さんと話していくことで、着物はいろんな形で楽しめるということや、長く使っていくには色々な方法があるということを知りました。祖母の着物も今後長く大事にしていこう、という気持ちになりました。
家にあった江戸小紋の反物
タンスの中の着物の整理をしながら、お仕立てについていろいろとご提案いただきましたが、最終的には小紋の反物から仕立てていただくことに。
江戸小紋に「家内安全」の文字が柄となった朱色の反物は、おそらく祖母が呉服屋さんをやっていた友人から頂いたものだと思います。色や柄が明るく個人的にもとても気に入りました。
お仕立てするにあたって、納富さんからいくつかの提案がありました。
例えば、表の生地と同じ布の八掛を共八掛と言いますが、共八掛の生地の部分を使ってあえて振袖にして別の色の八掛と組み合わせたり、別の小物にしたりできるというような提案です。
その時私は、共八掛の生地はいろいろな使い道があることを知りました。
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着物の相談をしてみて
着物のことってなかなか周りに相談できる人は少ないと思います。
呉服屋さんにいくのも、敷居が高いと感じてしまうし、なかなか気軽には相談にいけません。
和裁士さんに相談すると、着物の色々な使い道を提案してもらいながら、最終的に自分の着物をどうしたいのかを決めることができます。着物の中でも思い入れの深いものがあったり、状態は悪いけど大事にしたいというものもあると思いますが、そんなときにアドバイスをくれる人がいるのはとても心強いと感じました。
おそらく私の祖母の着物の例のように、たくさんの着物をタンスの中で眠らせてしまっている方は他にもいるのではないでしょうか。
もし、お手入れをしたいが何をすれば良いかわからない、着物の状態から見て欲しい、など相談したいことがある方は一度納富さんに相談してみてはいかがでしょうか。
Hami
後編記事チェック↓
和裁技能士・納富さんの手で、祖母の遺した反物がついに着物に
和裁士納富さんのサイト
「のうとみkimonoハウス」はこちら↓
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