フランス留学③
フランスが好きで留学したわけですが、フランスに行くのは2回目でした。
1回目は住んでいる市が姉妹都市交流をしている北西部の市に、隔年くらいで派遣されている青少年派遣団の一員として行きました。少し市がお金を出してくれて、10日間で16万程度だったかなぁ。一応動機書を書いて送り、面接をして合格した人がいける形でしたが、多分そんなに応募者はいなかったのではないかと。高校生・大学生が多く、社会人は私ともう一人だけ。10人中9人が女性。私が26歳で一番年上でした。
留学した都市は南仏のモンペリエだったので、一度訪れていた北西部の都市とは遠く、その当時受け入れてくれてたホストファミリーのお友達(ほかの子たちは高校生や大学生で、ファミリーは子供のいる家庭だったり老夫婦だったのに、私は社会人で、私のファミリーは新婚のカップルで2つ年上でした。だからお友達感覚。)には留学すると言ったものの、助けてもらえるような距離ではなく…
なので、本当に留学した時は心細かったです。既にモンペリエに住んでいる日本人の方にネットで繋がって色々教えてもらってはいたけど…
モンペリエでのステイ先は50代の夫婦で、子供が三人。上の二人は家を出ていて、末っ子の女の子がまだ家にいたっぽかったです。
留学生の受け入れは結構やってるみたいで、私のほかにもステイしている子がいました。あまり良く覚えてないけど、一人だけ仲良くなったベネズエラ人の男の子だけは覚えています。若かったな。多分ハタチ前後で名前はアレクサンドルだったか?めちゃ美形の子でした。学校は違うとこ行ってたな。
私の生活は朝ご飯を独りで食べ、9時くらいから始まる学校へ歩いて行き、お昼まで授業を受け、午後は日本人の友達とつるむ、といったものでした。
親からお金を送ってもらって留学している大学生と違って、貯金を切り崩してなるべく長く滞在したいと思っているわけなので、節約しながらのフランス生活。もともとの食の好みが和食なので、必然的に「早く一人暮らしして和食を作って食べたい!」と思っていました。
ホストファミリーにステイ中の思い出はたくさんはないけど、マダム(エリザベス)と一緒に夕飯食べたり、アレックスも私も英語で話すから「今だけよ、今後はフランス語で話さないと、来ている意味ないでしょ」って笑って注意されたりというのがあったなぁ。
留学も1か月を過ぎたくらいのころ、しょっぱいものが食べたくなって。マダムが不在の時に「ラーメン食べたいっ!!!!!」って思って、マダムの居ない隙に!!??お湯を沸かす冒険をしたのもいい思い出。はい、ラーメンは何袋かスーツケースに入れて持ってきていました。
いや別に普通にお湯くれと頼めば良かったんだけどね。なんか小心者で言えなかった。
そこでガス台との闘い。
はい、見たことないガス台。てか、ガスだよね?レベル。それくらい私には見たこともないものでした。
日本のガス台とも違う。実家のIHとも違う。
でもラーメン食べたい私は意地でもここでお湯を沸かさないといけない。
刑事もののドラマが好きな私は、刑事ばりに色々観察して状況を整理。
レバーはココかな?ここっぽいよね。だよね。回すと~??
しゅ~~~~?? がす? でも火が出てこないね?
う~~ん。 ん?これはなんだ?燃えカスいれるやつ?
あ、ここにマッチがある。
あ、マッチで火をつけるのか?
ガスが出ている間に?
こんな感じでやっと火が付いたときにはめっちゃ嬉しかったです。
原始人かって。
このタイプのガス台、今でも義母の家でも使ってます。今や夫の帰省に合流した時は私もあたりまえのように使っていますが。フランスでは主流なのかな。一人暮らししたときはこれとは違うタイプだったけど。
なんというか、フランスの食べ物もおいしいんだけど、自分には塩分が足りないんですよね。個人的にしょっぱものが好きな北関東人なので。
それで、マルシェでソシソン買ったり。
ソシソンってサラミみたいな乾物の肉です。これを食べちゃうとワインが欲しくなるんだけど。そういえば、モンペリエはロゼワインが有名で、ピンクのかわいらしさに、よくデギュスタスィオン(試飲会)みたいなのに行ったなぁ。
それでソシソンだけど、ソシソンはそのままがぶりと行けます。
焼いて食べる奴はソシスって言って。似てて紛らわしいわぃ!
上の写真がその時買ったソシソンです。あとコルニッション(きゅうりの酢漬け)も買ってますね。しょっぱいもの、すっぱいものが体に足りてなかったのでしょう。
そういえば、大学の語学学校に行ってた時、中国人の友達がよく学食で大量に塩の入った袋をもらってたな。なんか、ちょっと塩が欲しい人用に学食の一角に調味料が置いてあって、紙製の小さな袋にちょっと塩が入っているのが置いてあって。ああいうのなんていうんだろう?よくお清め塩みたいな感じで機内食とかにもついてくるやつ。
パンチが足んないのよね~とかなんとか言いながら塩を大量に学食に振りかけるリナ。リナって言うと可愛い名前みたいだけど、彼女苗字がリさんで、下の名前がナさんだったっぽい。世界一、最短な名前よね~^^
リナ元気かな。リナの家に招待してもらったら中々素敵なアパートだったなぁ。で、コロカテールといって、アパートをシェアしていた相手が中国人の男の子だったけど、同性愛なので彼氏がいるって言ってた。リナの手作りの鶏肉の炒め物がこの上なくおいしくて、泣きそうだった。
中国人の友達って、私立の語学学校には中国人が全然いなかったので、それまでいなかったけど、大学の語学学校にはたくさんいて、みんないい子たちだった。もう一人家に招待してくれた子がいたけど、その子の料理も本当においしくて、中国人つぇえええええって思ったものでした。
個人的にフランス料理より中華料理が好きなだけだけど。。
何を書くか特に決めてなくて、とりとめもなく書いてしまいました。
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