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精神病でも成功者として生きる方法

精神病と診断されてから17年が経ちます。いろんな経験をして今の僕に至りますが、その間に感じたことをこのnoteに書いていこうと思っています。

僕は23歳の時に統合失調症と診断され、それから17年間、毎日服薬を続けています。病気の症状や、薬の副作用でかなりつらい時期を過ごしたこともあります。「なにもできない」、「ベッドから出ることもできない」というレベルの辛い時期も経験しています。

しかし、今では、家族やいろいろな人のサポートもあって、それなりに普通の人と近い生活ができています。それでも苦しいときはありますが、少なくとも、ベッドで横になっていなくてはならないというレベルからは、かなり良くなっています。

現在も苦し日々を送られている方もたくさんいらっしゃいます。発症の原因も明確な治療法もないこの病気と向き合っていくのは、本当につらいですよね。

僕がこうして前向きでいられるのには、一つの考え方がベースになっているからです。今回はそのマインドセットをご紹介します。

病気になって苦しんでいるときに1冊の本と出会いました。自己啓発の本で、主にはビジネスマンが手にするような本ですが、偶然その本と出会い大きな影響を与えられました。

それは「成功の哲学」についての本でした。「成功」というワードは何かキラキラした、ビジネスで偉業を成し遂げた人や、上昇志向の高い人たちの専売特許のような言葉のように感じますが、この本を読んでそのイメージは変わりました。

きっと、誰でも、「成功した人生」と「成功していない人生」どちらかを選べと言われたら、「成功した人生」を選択すると思います。でも、「自分なんか成功するわけがない」とか、「今の状況は成功とは程遠い」と思っている方も多いのではないでしょうか。

でも、実際は違うと思います。

この本を読む前から僕は、「後悔のない人生を送りたい」と思っていました。死ぬときに自分の人生を振り返って、「やりきった」と思って死にたいと思っていました。そして、この本を読んだ後には、「誰でもそうやって思いながら人生を終えられる」と思えるようになりました。そして、この本にはたった一行でそのすべてを表してくれていました。

成功とは、探し求めた目標の満足のいく達成

いかがでしょうか。確かに、成功について考えるときに、壮大な人生を思い浮かべがちですが、この一行には、そんなことは含まれていません。

ただ、人生を歩む中で、自分が定めた目標を満足いくレベルで達成できれば、それが「成功」なのです。

目標は、人生において何回も設定しなおしてもいいと思いますし、何回でもチャレンジすればよいと思います。

例えば、今年は薬の飲み忘れをなくす。とか、やりたい仕事を見つけて面接を受けてみるなど、目標は一人ひとり全く違いますし、その設定は自分自身にしかできないことです。その打ち立てた目標に向かって、少しずつ成功体験を積み重ねていけばよいのです。

実際に僕も、最初は、「行きたいときにトイレに行けるようになる」というレベルから始めました。そして、「友達と会って楽しく時間を過ごせるようになる」とか、些細なことから始めました。そうやって、小さな成功体験を積み重ねていくと、だんだん自信がわいてきて、目標の設定のハードルも自ら上げていくようになります。

もし、あなたが、自分の立てた目標を満足しながら達成できたのであれば、もう立派な成功者です。人と比べる必要なんてまったくありません。あなたの人生の代わりをしてくれる人は、この世の中にいません。人生の主人公はあなたなのですから。

そうやって日々チャレンジの積み重ねをしていけば、後悔のない人生を送れると思っています。

これからも一緒にそれぞれの人生を思いっきり歩んでいきましょう!


全ては常夏の楽園リオデジャネイロで始まった。23歳で国費留学生としてリオに滞在していた僕は「統合失調症」を発症。いくつもの神秘体験をし、現地の精神病院への強制入院、帰国後には警察沙汰に。服薬に葛藤しながら回復するまでの7年間を赤裸々に綴った回想録をマガジンにて公開中。

妻がこの企画のツイッターを運用しています。もしよろしければ、こちらのフォローもお願いします。

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