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【必見】世界最強のエコノミストが教えるお手軽・簡単な資産運用方法とは?

生活費、教育費、老後の備えなどお金の準備は色々と大変です。

インフレ、物価の上昇、xxの値段が上がりましたなど不安なニュースも飛び交っています。

日頃から貯金をしている方も多いと思いますし、学資保険や老後に備えた保険などに入られている方もいると思います。

アンテナを張っていて投資をした方が良いと思い、iDeCo・NISAを使って積立投資をされている方もいらっしゃると思います。

あるいは全く何もしていない・・・と言う方もいるかもしれません。

色々既に始めている方もまだ何もしていない方も、こんなことを思っている方、多いのではないでしょうか。

「もっと簡単にお金が貯まったらいいのにな〜」

貯金や投資が趣味という方以外は、できるなら資産運用とか投資にかける時間は短くしたいと思います。値段が上がった・下がった・プラスになった・マイナスになったで一喜一憂するのも人によっては煩わしいと思うでしょう。

そんな方のために素晴らしいアイデアがあります。
ぜひ最後までお読みください。

1.世界最強のエコノミストの教え

ジョン=ケイ著「世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方」という本にそのアイデアが載っています。

(著者について)
ジョン・ケイ
20年間フィナンシャル・タイムズ紙に寄稿し続けたコラムニストとして、経済全般に関する鋭い洞察力と筆力で世界的に尊敬を集める世界最高のエコノミストの一人である(Amazon解説文より)

日本での知名度はそれほどないと思いますが、この本(タイトル長いので割愛)の内容自体は投資経験者向けに投資の理論の解説から始まり、投資の実践として個人投資家が作るべきポートフォリオ(資産配分・どの商品をどのぐらい買うかの配分)のポイントについて丁寧に解説しています。

(世界最強のエコノミストが教える、「保守的なポートフォリオ」とは?)
ここからが本題です。

本の中に「手堅い投資家の投資戦略」という章があります。最も簡単に機関投資家が手がけるようなポートフォリオを組むには?という前置きを置いて手堅く・保守的な運用ができるポートフォリオとして

・1万ユーロを世界の株式に
・7000ユーロを債券に
・1500ユーロを不動産に
・1500ユーロを現金か興味を持った他の商品に
投資するプランを披露しています。

※著者はスコットランドの方(当時はEU圏内)なので、単位がユーロとなっています。

つまり2万ユーロ(2022年7月時点で約270万)を株式・債券・不動産+αに投資しなさいということを述べています。

日本円でざっくり引き直すと300万円を
・世界株式:150万
・債券:100万(70万:全世界債券、30万:物価連動債券)
・不動産:25万
・現金もしくは上記以外の商品:25万
に分散して投資せよということになります。

2.世界最強のエコノミストの教えに従ったらどうなる?

教えに従って投資した場合、どの程度の効果があるのかシミュレーションしてみました。

↑のサイトでシミュレーションします。
元本:300万円
年利リターン:3%(かなり控え目な数字です)
投資期間:20年

約1.8倍になります。
最初に買った後20年間放置しただけです。その間何もしていません。

ちなみに、年利リターン:7%(アメリカのS&P500とほぼ同じ平均リターン)で資産すると20年間で約1160万円になります。何もせず最初に買っただけでこれだけの運用ができるということです。

もちろん、投資する金額は増やした方がよりリターンが大きくなる可能性があるので、毎月の余剰資金を追加で投資したり、購入する商品によっては配当金というお小遣いのようなものが入ってくるのでそれを投資すればもっと多くのリターンとなる可能性がありますし、目標にいち早く到達することができます。

ズボラな方、忙しい方にもってこいだと思います。

3.何を買ったら良いの?

最初に買って後は放置という究極の投資方法を実現するためはどうしたら良いかをもう少し深掘りします。

用意するのは
・投資資金
・証券会社の口座

です。

投資資金は先ほど300万円を例に挙げましたが、「そんなに大金用意できないよ」という方はもう少し減らしても構いません。あるいは定期預金の一部をこの投資の資金に回しても良いと思います。

投資は可能な限り早く始めた方が良いので、手元に10万円とか1万円しかなくても始めた方が良いです。ただし、投資額が少ない場合、1.8倍しても大した額にはならないので、この場合は手間がかかりますが、始めた後で追加投資することをお勧めします。

証券会社はどこでも良いのですが、お勧めは
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券

といったネット証券です。これらの証券会社は投資にかかる手数料が格安(商品によっては0円)なので投資コストを最小にすることができます。

資金と口座が用意できたら後は投資商品を選んで買えば終了です。

で、何を買えば良いかって?

例えばこういったものを購入します(あくまで例です)
・VT
・BND
・BNDX
・VTIP
・IYR

これらはETF(上場投資信託)と呼ばれるもので株式を購入する要領で、目的の商品を購入するものでそれぞれ

VT:全世界株式
BND:アメリカの債券
BNDX:アメリカ以外の債券
VTIP:物価連動債券
IYR:REIT(不動産)

が対象となります。

日本では全世界に投資する債券や不動産がないため、組み合わせを活用しています。VTIPというのは物価(インフレ率)に応じて価格が上下する商品で将来インフレが見込まれる場合に、価格が上昇するのでその助けになります。

また上記の商品はいずれもドル建てのため、日本円以外の商品を持つことになり為替リスクが分散されるメリットがあります(一般的に為替リスクは分散した方が資産形成の助けになります)。

さらにこれらの商品は保有し続けることで定期的に「配当金」がもらえます。定期的にお小遣いがもらえるイメージで良いのですが、この配当金をもらったら同じ商品を追加購入する(配当金再投資と言います)ことをお勧めします。再投資することで目標にいち早く近づくことになります。

ETFがよくわからない、貯金するように簡単に投資したい、米ドルへの投資は不安だという方は「投資信託」への投資をお勧めします。

例えば

(全世界株式)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
(全世界債券)
・楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド
(物価連動債券)
・東京海上セレクション・物価連動国債
(REIT)
・eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

この4つの商品を購入します。

投資信託の場合、為替リスクの分散は図れませんが
・1円単位できっちり投資できる(上記に示した金額を設定すればその金額分購入できる)
・配当金(投資信託の場合は「分配金」)を自動的に再投資することができる
ので、真の意味で「最初に投資したら後はそれっきり放置」が実現できます。

(おまけ)現金以外に何に投資する?

1500ユーロは現金もしくは興味を持った他の商品に投資しても良いのですが、仮に現金で放置するのは勿体無いと思った場合、何に投資するのが良いのでしょうか。

ここからはジョン・ケイ推奨の商品ではなく筆者オリジナルのアイデアですが、例えば
・ゴールド(金)
・仮想通貨
・コモディティ
・個別企業の株式
・アクティブファンド
といったところが考えられます。

インフレや不況、世界的な危機が訪れた際の保険を考えているのであればゴールドが良いと思います。1500ユーロ分を失っても良いから上手くいったら、大きなリターンが欲しいのであれば仮想通貨や個別企業の株式に投資するのが良いでしょう。

物価高がしばらく続くと思うのであればコモディティが良いですし、よく分からないけどとりあえず運用しておきたいということであればアクティブファンドを選んでも良いですし、既に投資している全世界株式・債券・不動産に上乗せして投資しても良いでしょう。

ジョン・ケイの著書にはここで示した堅実なポートフォリオの他に賢明な投資家のポートフォリオと言われる「学習した人向けのよりチャレンジングな投資」のアイデアも示されています。

このズボラな方向けポートフォリオでは物足りず、投資について勉強してより突っ込んだ投資をしたいという方はぜひ、現金として残した1500ユーロ(元手300万の場合、25万円分相当)を活用してプラスアルファを獲得するための投資にぜひチャレンジしてみてください。

また、自己投資に充てても良いと思います。

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